おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
今年はたけのこの旬が少し遅れているようで、これからまだしばらくおいしいたけのこが食べられそう。ということで、今日はたけのこの茹で方と、たけのこご飯の作り方をお届けします。
たけのこをおいしくいただくコツ
たけのこは掘ってから時間が経つと灰汁(アク)が強くなり、甘さが減ってしまいます。もし、たけのこを掘りに行ったり頂いたり、産直などで朝どれたけのこを買ったら、必ずその日のうちに茹でるのがポイントです。
それが、おいしいたけのこご飯を作る最大のコツでもあります。
茹でておけば、蓋付きの容器に入れて水を張って筍を冷蔵保存すると、10日間ほど保存できます。(できれば水は毎日代えてくださいね)
では、たけのこの茹で方からご紹介します。
たけのこの茹で方
1) たけのこを洗って泥を落とし、皮を数枚剥いて、根元に泥がついていたら切り落とす。
2) 先を斜めに切って縦に1cm程度の深さで真ん中まで切り込みを入れる。
※茹でた後に皮が向きやすくなります。
3) お米のとぎ汁を鍋にたっぷり入れ、たけのこを入れたら落し蓋をして中火で沸騰させる。沸騰したら吹きこぼれないように火を弱め、そのまま1時間茹でる。
※写真は研ぐ前のお米を加えて茹でています。お米のとぎ汁が無い場合は、お米を大さじ1を加えて茹でてもOKです。
※途中、竹串を根元にさしてやわらかく刺さるようなら、火を止めて冷めるまで待ちます。これも灰汁を抜くのに大切な時間なので、冷めるまでそのまま置いておきましょう。
4) 冷めたら皮をむいて、冷水で洗って保存しやすい大きさに切り、蓋つきの容器に入れ水を張って保存する。
次は、茹でた毛の子を使って、たけのこご飯を作りましょう。この時期にはおいしい水煮のたけのこもたくさん出回りますので、それを買ってきて使ってももちろんOKです♪
春の朝に食べたい!「たけのこご飯」の作り方
材料(4人分)
- お米 2合
- たけのこ 100g
- 油揚げ 1枚
- (A)だし醤油・本みりん・酒 各大さじ1
作り方
1) お米を研いで炊飯器に入れ、水を2合の目盛りまで入れ、30分以上浸水させておく。
2) 茹でたたけのこはいちょう切りに。油揚げはザルに置いて熱湯をさっとかけて油抜きをする。冷めたら縦半分に切って千切りにする。
3) 炊飯器に(A)を入れ混ぜ、(2)を上に平らに置く。(混ぜないこと!)
4) 通常通り炊飯する。炊けたら切るように混ぜて、お茶碗に盛り付ける。
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だし汁を使わずに、手軽に作るあっさりとしたたけのこご飯です。
だし汁を使った、コクのある濃い味のたけのこご飯もおいしいですよ。たくさん茹でたときは、ぜひいろいろな味付けで楽しんでみてください。
たけのこそのものはクセが無いので、私は他に、グラタンに入れたり、スープにしたり、すりおろしてたけのこ饅頭にしたり、色々楽しんでいます。たけのこのそのほかのレシピはこちらからどうぞ↓
https://www.recipe-blog.jp/profile/33883/blog/19643809
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たけのこご飯は、ラップに包んで冷凍して保存もできます。おむすびにしてお弁当に入れてもおいしいですよ。
次回は、手軽に作れておいしい山菜の「ふき」の食べ方をご紹介します。調理が難しいイメージがありますが、作り置きしておけば、朝ごはんの「ご飯のお供」にも役立ちますよ。どうぞお楽しみに♪
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