おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
AI(人工知能)にとって代わられてしまう職業がこれからどんどん増えていくといわれていますね。つまり、個人のスキルがより求められる時代になってきています。
最近は「副業OK」の企業も増えており、老後の生きがいや収入を得るため、新しく何かを始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの私が、これまでに様々な方とライフプランについてお話をする中で、「実際に活かしている方が多いな」「将来役立ちそうだな」と感じた資格を3つ紹介します。
新年度から勉強を始めるなら!「将来に役立つ」資格3つ
【1】FP技能士3級(国家資格)
学校ではなかなか学ぶ機会がないのが、お金のこと。そのまま社会人になった人が多いと思いますが、FP技能士3級程度の勉強をすると、給与明細の見方がわかったり、年金の仕組みが理解できたりして、自分自身のお金について具体的に考えられるようになります。
この資格を使って収入を得るのでなくとも、資格取得のための勉強でお金のしくみを理解することで、管理や運用がしやすくなり、結果、自分の将来に役立てられます。
保険会社や金融機関の就職に有利などのメリットもありますよ。
【2】ヨガ・ピラティスインストラクター
ヨガやピラティス講師の資格取得は、インストラクターとして収入を得るだけでなく、自分自身の身体が整うことにもつながります。
セルフケアで病気をしにくくなると、将来かかるかもしれない医療費の削減につながるかもしれません。また、週末だけインストラクターをするなど、副業にも活かしやすい資格です。
【3】介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
どの業界も人手不足となっていますが、特に介護業界は深刻です。
将来介護の仕事につかないとしても、介護の資格をとることは、自分やパートナーの親や自分の介護について考えるきっかけにもなることでしょう。
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いずれの資格も、勉強する時間と費用は必要になります。けれど、何歳であっても、どんな仕事についている人でも、将来に向けてスキルアップをしていくことはとても大切ですよね。
難易度の高い人気の資格でも、取得後その業界に登録して年会費の納付が必要なケースもあります。取得後の活かし方、かかる費用まで確認してみると、取得したい資格がみえてくるかもしれません。
新年度から、何か新しいことを始めたいという方は、資格取得に向けた勉強を検討してみるのはいかがでしょうか。学ぶことは、将来の収入にはもちろん、自分磨きにもつながるはずです。