本格的な冬になると、寒さで肩がキュッと縮こまったり、背中が丸くなったりしやすくなるもの。
そんな姿勢がクセになって肩周りの筋肉が収縮してしまうと、肩や首のコリを感じやすくなります。さらに、腹筋や背筋を使わないのでお腹や背中周りに脂肪が蓄積して、上半身が丸く見えてしまう危険も…。
ということで今回は、「まん丸背中」解消に役立つ、朝5分でできる肩甲骨ストレッチについてご紹介します。
肩こりも贅肉も解消!朝の「肩甲骨ストレッチ」
上半身を支えているのは腹筋や背筋ですが、後ろ姿や疲労感、だるさに関わる部分は「肩甲骨」です。運動量が低下すると、肩甲骨の可動域が低下し、肩や首がこりやすくなったり、腕の上がりにくさなどを感じたりします。
肩甲骨の近くには「褐色脂肪細胞」があり、運動やストレッチなどで刺激を与えると、脂肪燃焼スピードを高めることができます。上半身のボディラインの維持にも効果的なので、背中の丸みが気になる方は、ぜひ今日ご紹介する肩甲骨ストレッチを取り入れてみてください◎
1) 頭上で手を組み、腕をまっすぐ伸ばして、上半身を上に伸ばす。5回繰り返す。
2) 肩の付け根から、腕を前に5回、後ろに5回ゆっくりまわす。
3) ひじをつかみ脇を開き、肩甲骨が背骨側に寄せるようなイメージでひじを倒す。左右交互に5回ずつ繰り返す。
4) フェイスタオルを体の後ろで持ち、タオルの下側に持っている肩を後ろに開く。左右交互に5回ずつ繰り返す。
5) フェイスタオルをお尻のあたりで持ち、姿勢・腕をまっすぐ伸ばして、腕をゆっくり上下に10回動かす。
6) 頭の後ろで手を組み、顔は正面を向け、ひじを後ろに下げて肩甲骨を背骨側に寄せる。5秒キープを5回繰り返す。
7) 肩の力を抜き、頭を左に倒し、右の首筋を伸ばし、ゆっくり頭を後ろにまわす。逆側も同じように頭を右に倒し、左の首筋を伸ばしたあと、ゆっくり頭を後ろにまわす。それぞれ3回おこなう。
普段、肩甲骨を動かした動きをしていない場合は、肩甲骨周りが硬くなっているため筋肉痛になることもあるかもしれません。
でも少しずつ動かすことに慣れてくると、背中がすっきりしたり、姿勢が伸びやすくなりますよ。ぜひ、朝の時間に取り入れてみてください!
☆この連載は<木曜日>更新です。次回もどうぞお楽しみに!