連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます!
今回のお悩みテーマは…「ワンルームでぐっすり眠るコツ」〜後編〜
(お悩み)ワンルーム暮らしで寝室がなく、物が多くリラックスして眠れません。汚れも気になるし、限られたスペースで睡眠環境を整えるコツは?
※前編「大切なのは“安心感”!寝室のないワンルームでぐっすり眠るコツ3つ」 >> https://asajikan.jp/article/203531
安眠を妨げる「カビ」や「ホコリ」
ワンルームに限らず、快眠するためにはお部屋の「ホコリ」「カビ」「ダニ」を防ぐことも大切です。特に高温多湿になる夏、狭いワンルームはじめじめしやすくカビが発生しやすくなります。換気とこまめな掃除を心がけましょう。
寝具のお手入れについては、以前ご紹介した「週何回洗ってる?意外と知らない『シーツ』『枕カバー』のメンテナンス方法」( https://asajikan.jp/article/187319 )を参考にしてください。
ワンルームの場合は、狭い空間で「食べる」「着替える」「仕事や勉強をする」「髪を乾かす」「眠る」…など、いろいろなことをするため、汚れがたまりやすいのは当然。また、カビやホコリは、人が動くことで空気中に舞い上がり、人の動きがなくなると下へ落ちてきますので、汚れが多いほど、寝入った後に大量に吸い込んでしまう可能性があります。
朝までぐっすり眠れるよう、カビやホコリを防ぐ掃除を習慣にしましょう。
掃除をするときのポイント2つ
【1】拭き掃除⇒掃除機の順番で
床がフローリングの方は、ウエットタイプのシートでまずは拭き掃除から始め、その後掃除機をかけましょう。先に掃除機をかけてしまうとホコリが舞い上がってしまう可能性があるからです。
日中外出している方は、帰宅したらすぐ拭き掃除をすると効果的に掃除ができます。
【2】隅を丁寧に!
フローリングの場合、ホコリは部屋の隅に溜まるので丁寧に。掃除が済んだら窓を開け、換気扇も回して効率的な換気を。風を通すことで熱気や湿気も下げられます。
また、カビやホコリが気になる方は掃除と合わせて、睡眠中に「空気清浄器」を利用するのもおすすめです。睡眠の妨げにならないよう、音が静かで、利用中を示すスイッチが明るくないものを選びましょう。
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ただ、インテリアを整えたり、掃除を徹底しても「ほぼ眠れない」だけでなく、「食欲がない」「意欲がない」…といった状態が2週間以上続く場合は、すみやかにメンタルクリニックを受診するようにしてください。
☆次回6月の記事もどうぞお楽しみに!