「寝始めの数時間」が美肌を作る!アンチエイジングに役立つ生活習慣5つ

 

連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます

今回のお悩みテーマは…「寝不足による肌あれ対策」〜後編〜

(お悩み)睡眠時間が不足すると、お肌があれがち。美肌やアンチエイジングのためには、22時から夜中の2時に眠るといいと聞いたけれど、本当ですか?

(前編「“寝る子は育つ”と同じ!美肌に『睡眠』が欠かせない理由って?」 >> https://asajikan.jp/article/207884

ゴールデンタイムよりも、規則正しい生活が基本!

ぐっすり眠ることが重要

時計

22時から深夜2時までが肌のゴールデンタイム、と言われることがありますが、この時間に眠ればたくさん成長ホルモンが分泌されるというのは迷信です。

成長ホルモンは、眠ってしばらくして訪れる初めの深い睡眠時にもっとも効率よく分泌されると言われています。具体的には、寝始めの2~3時間、ぐっすり眠ることが大切です。

ぐっすり眠るために、体内時計を整えよう

眠る女性

ぐっすり眠るためには規則正しい生活を習慣化し、体内時計のリズムを整えることが不可欠です。

睡眠のリズムとリンクして、深部体温のリズムも1日24時間で推移しています。不規則な生活をしているといろいろな生体リズムが揃わなくなり、眠りの質が低下してしまいます。

体内時計を整えるヒント5つ

  • 朝起きる時間を一定にする
  • 起きたら朝日を浴びる
  • 食事時間はなるべく同じ時間に決めて、バランスの良い食事をよく噛んで食べる
  • 夕方の運動や夜の入浴で深部体温を下げる
  • 夜は部屋を暗くする

といった生活を心がけると、起きてから16~18時間前後に眠りやすい時間が訪れます。それが快眠のタイミングです。

先程、22時~2時に眠るのは迷信だとお伝えしたばかりですが、確かに朝6時に起きている方にとっては、夜12時前後に眠りにつくことは、成長ホルモンを効率的に分泌させるのに有効だと言えます。

つまり、誰でも22時に眠ればいいのではなく、規則正しい生活を習慣化することが重要なのです。

基本的な肌対策も重要

スキンケア

そしてもちろん、キレイな肌を保つためには、日中は紫外線を防ぐ事が重要です。

夜はスキンケアで肌を清潔に保ち、潤いを補給すること。

高価な化粧品さえ使えばキレイな肌になると思っている方がいますが、不規則な生活や偏った食事などを続けていたら、その効果も半減してしまいます。シンプルケアでも、毎日規則正しく続けることがアンチエイジングの基本です。

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美肌に近づくためには、ただ単にゴールデンタイムに眠れば良いわけではありません。規則正しい生活を送り、ぐっすりと眠ること。そして基本的なスキンケアで肌をいたわることも大切にしましょう!

☆次回8月の記事もどうぞお楽しみに!

 

この記事を書いた人
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睡眠改善シニアインストラクターによる睡眠の悩みを解決するヒント♪
Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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