連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます!
今回のお悩みテーマは…「寝具の正しいメンテナンス方法って?」~前編~
汗をかきやすい季節になると、お布団やシーツ類のメンテナンスが気になります。お布団干しやシーツの洗濯は、毎週末必ず行うべきなのでしょうか?
一晩でかく汗の量はコップ1杯分!
「シーツは毎週末洗ったほうがいい?」というご質問ですが、まず、寝具は、毎晩7時間程度は使っているものです。さらに、人は一晩にコップ1杯程度の汗をかくと言われています。
つまり、毎日のように洗濯する下着や洋服と同じように、シーツ類もできるだけこまめに洗うのが正解です。
特に、高温多湿になる夏は、汗の量が増え、ダニやカビ、ニオイなども発生しやすくなります。頭、首、背中など上半身は代謝が高く汗をかきやすいので、特に、ピローケース(枕カバー)は1~3日に1度は洗うようにしましょう。
「なるべく洗濯回数を減らしたい…」という方は、体を入浴で清潔にしてから、お布団に入るようにしましょう!なぜなら、外から帰った体にはさまざまな菌や花粉、汚れが付着しています。そのままベッドに座ったり、横になったりすると、菌や汚れがシーツについてしまうことに!こまめにシーツを洗えない場合こそ、体を清潔にしておくのが大切です。
洗濯したら、なるべく短時間で乾かすのが大切!
シーツやピローケースを洗濯をする際は、その頻度だけでなく、干し方にも注意が必要。シーツ類は、なるべく短時間で乾かすのがポイントです!
室内干しなどをして、シーツが湿った時間が長くなると、雑菌が繁殖し、ニオイの原因になりやすくなります。なるべく晴れた日の日中に洗濯をして、外干しで一気に乾かしましょう。
夜間に洗濯する時や天気が悪い時は、乾燥機を利用するのがおすすめ。乾燥機がなく、部屋干しをする場合は、扇風機などの風を当てて早く乾くように工夫をしましょう。
後編の記事では、お布団や枕など、自宅では洗濯できない寝具のケア方法についてご紹介します♪
☆後編は、6月26日(金)朝4時に公開予定です。