おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
おうちで過ごす方が多い大型連休。日々のご飯作りにお困りの方が少なくないと思います。今日は、献立に悩んだ時におすすめの、一品で満足できる簡単炊飯器レシピをご紹介します。
旬のアスパラガスを1束使い切る具だくさんのご飯もの。味がしっかりとついているので、朝ごはんやブランチ、お弁当にもぴったりですよ♪
今週のセルフケア食材「アスパラガス」
アスパラガスの効能
- 疲労回復
- 身体を潤わせる
- 水分代謝の促進
アスパラガスは、薬膳では「気を補う」と書いて「補気(ほき)」の食材と呼ばれています。丈夫な体を構成したり、体温を保ったり、疲れにくい健康な体作りに必要不可欠なのが「気」です。食欲が湧かないときや、疲れやすい、風邪をひきやすいなどは、気が不足している可能性があるので、アスパラガスなど補気の食材がおすすめ。
現代栄養学では、アスパラガスに含まれる「アスパラギン酸」にこのような効果があると言われていますよ。
また、アスパラガスは体内の水分を補いつつ、排出していく代謝も促すので、水分の流れを全体的に整えてくれます。乾燥や、反対に水が溜まってむくみや身体の重だるさが気になるときにも、ぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね。
一品で満足♪炊飯器で簡単「アスパラとたらこのバターご飯」
材料(2合分)
- 白米 2合
- アスパラガス 1束(5本、110g)
- たらこ 1と1/2腹(100g)
- バター 10g
- 塩 小さじ1/2(粗塩を使用。精製塩の場合は減らして調整してください。)
作り方
- 白米は研いで30分~1時間浸水させる。ザルにあげて水気を切り、炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を入れる。塩を加えてさっと混ぜ、たらこをのせて早炊きする。
- アスパラガスは根元を3cmほど落とし、ピーラーで下1/3の皮をむく。1cm幅に切って耐熱皿にのせ…炊飯が完了したタイミングで、ラップをして600Wのレンジで2分加熱する。
- 1のご飯にバターを加え、たらこをほぐしながら混ぜ合わせる。仕上げにアスパラガスを加えて、さっと混ぜる。
ポイント
- アスパラガスは炊飯完了後にレンジ加熱し、仕上げの直前に加えることで食感よく仕上げます
- しっかりと味がついているので、おにぎりやお弁当、出汁茶漬けなどにも◎
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☆この連載は【隔週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!