おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
今日は、暑い朝でもあっさりと食べられて、加熱なしで簡単に作れる「ごはんもの」レシピをご紹介します。
今週のセルフケア食材「トマト、豆腐」
トマトと豆腐は共通して、体の余分な熱を取り、体液を作る効能があります。
夏は、無意識のうちに発汗量が増えるので、体の中が乾燥しがちに。薬膳の考えの基本である「中医学(中国の伝統医学)」では、体から水分が出ていくと、一緒に「気」というエネルギーの大元のようなものも、抜け出てしまうとされています。
たくさん汗をかいた後は、なんだか疲労感を感じたり、ぐったりしたりするのは、その水分と一緒に気が抜けるから。半身浴など、たとえ激しく動いてなくても、なんとなく疲れを感じるのは、たくさん発汗するからです。
この発汗が増え、体液が減ると「夏バテ」になる危険が出てきます。夏場は常に、体液をしっかり補う食材を摂るようにしましょう♪
火を使わず簡単!夏の体力チャージに「トマキムやっこ丼」
材料(2杯分)
- ごはん 2杯
- 絹豆腐 1/2丁
- トマト 1/2個(100g)
- キムチ 100g
- (A)めんつゆ(3倍濃縮)、ごま油 各小さじ1/2
- 大葉 2枚
作り方
1. トマトは1cm角に切る。キムチは大きな白菜は小さく刻む。トマト、キムチ、(A)をボウルで混ぜる。
2. 茶わんにごはんを盛り、豆腐をスプーンですくってのせる。(1)をかけ、大葉をちぎって散らす。
ポイント
- トマトとキムチは大きさをそろえると馴染みがよくなります
- 大葉のほか、白ごま、細ねぎ、海苔など、お好みの薬味でOKです
食欲がないときや、夏バテ気味で体調が悪い日でも、無理のない範囲でしっかり食事をとることが大切です。夏の体に合う食材を選んで食べて、おいしく、元気に過ごしましょう!
◎Instagramにて薬膳や料理教室について発信中です。
齋藤菜々子 Instagram:@nanako.yakuzen
☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!