しっかり食べてもヘルシー♪鍋1つで簡単「小松菜の豆乳春雨スープ」

 

おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。

今日は、鍋ひとつで作れて体がほっと温まる春雨スープをご紹介します。春雨は、少量でも水分でかさがぐんと増えるので、満足感があるのにヘルシーです。また、通常麺類を作るときは茹でる鍋が必要になりますが、今回はスープとともに火を通すので、鍋一つ。洗い物も少なく手軽に作れるので、よければぜひお試しくださいね。

今週のセルフケア食材「小松菜」

小松菜

小松菜の効能

  • 体を乾燥から守る
  • お通じを改善する

薬膳では、小松菜は「養陰」といって体の水分(体液全般のこと。消化液、汗、涙、など血液以外すべて)を補ってくれるので、特に乾燥しやすい秋~冬にかけておすすめの食材です。

空気の乾燥が始まる秋は、肌だけでなく、鼻やのども乾きやすくなります。また、体液は加齢とともに減少しやすいもの。体の内側が乾くことで、しわや肌のハリのなさ、さらに寝るときの火照りや不眠にもつながります。

ちなみに、今日ご紹介するスープに使う豆乳も、小松菜同様、体の内部から潤してくれる食材。今の季節にぴったりの2食材で、お腹が満たされるヘルシー朝スープを楽しんでください。

しっかり食べてもヘルシー♪鍋1つで簡単「小松菜の豆乳春雨スープ」

しっかり食べてもヘルシー♪鍋1つで簡単「小松菜の豆乳春雨スープ」

材料(1杯分)

  • 豚ひき肉 70g
  • 小松菜 1株
  • にんにく(みじん切り) 1かけ
  • しょうが(みじん切り) 1かけ
  • 緑豆春雨(乾燥) 30g
  • 無調整豆乳 100ml
  • (A)しょうゆ、酒、オイスターソース 各大さじ1/2
  • (B)水 200ml
  • (B)鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1
  • 塩 適量
  • ごま油 大さじ1/2

作り方

1) 小松菜は3センチ長さに切る。

2) 鍋にごま油を熱してにんにくとしょうがを入れ、香りが出てきたら豚ひき肉を加える。(A)を加えて炒め、8割色が変わったら(B)を加えて沸かす。

3) 春雨と(1)の小松菜を加え、沸いたら弱めの中火で3~4分、春雨が柔らかくなるまで煮る。仕上げに豆乳を加えて沸騰させないように温め、塩で味を調える。器に盛り一味唐辛子を振る。

ポイント

  • 豆乳は加熱すると分離しやすいので、最後に加えて沸騰させないよう温めましょう

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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!

 

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働く女子の簡単セルフケア朝ごはん

薬膳に詳しい料理家さんに教わる、忙しい朝でもできる「セルフケア」朝ごはんレシピ♪
Written by

料理家 齋藤菜々子

料理家・国際中医薬膳師

IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。アシスタントの傍ら、日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
著書『基本調味料で作る体にいいスープ』(2020年10月16日発売)

Instagram:@nanako.yakuzen

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