おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
今日は寒天を使ったヘルシーな夏朝スイーツをご紹介します。型などの特別な道具は不要。とても簡単に作れる、見た目の可愛さがたまらないレシピです。朝ごはんの後のデザートに、ぜひお試しください!
今週のセルフケア食材「寒天」
「寒天」の効能
- 熱からくる咳を鎮める
- お通じの改善
寒天は「天草」という海藻から作られたものです。ゼラチンよりも歯切れのよい食感、そして、常温で短時間で固まりやすい点が特徴。食物繊維が豊富なので、お通じにお悩みの方やダイエットにもおすすめです。
薬膳では「寒性」といわれ、体の中にこもった熱を冷ましてくれる効果があります。また、肺によいとされるので、夏風邪やのどの腫れを伴う咳の症状があるときに食べたい食材です。
型いらずで簡単!ヘルシーな朝スイーツ「フルーツみるく寒天」
材料(作りやすい分量)
- 好みのフルーツ 200g(今回はキウイ1/2個、みかん・パイナップル・桃のミックスフルーツ缶 適量を使用)
- 牛乳 300ml
- 水 100ml
- 砂糖 大さじ1.5~2
- 粉寒天 4g
※型には500mlの牛乳パックを使用します。もちろん、手持ちのバットや保存容器でも作れます。
作り方
1. 好みのフルーツを一口大に切る。(缶詰のフルーツは、キッチンペーパーにとり水気をよく切ってから使う)
2. 鍋に水、砂糖、粉寒天を加えて混ぜながら火にかけ、沸いたらそのまま混ぜながら2分煮る。弱めの中火にして牛乳を4~5回に分けて加え、都度よく混ぜる。
※この時に温度が下がりすぎないように注意しましょう。急に温度が下がり固まったら、とけるまで加熱してください
3. 牛乳パックの上部を開き、フルーツを入れて2を注ぐ。氷水を張ったボウルにつけ、時々混ぜながらフルーツが沈まないくらいの固さにゆるく固まってきたら、ラップをして冷蔵庫に入れ1時間ほど冷やす。
4. 食べる時は下の写真のように、牛乳パックの側面を優しく押して空気を入れて出す。食べやすい大きさに切る。
ポイント
- 寒天はしっかりと凝固させるために、必ず2分ほど沸かしてください
- フルーツは1種類でもおいしく作れます
- フルーツをしっかりと見せたいときは、牛乳パックから出したあとで側面を薄く包丁でそぎ落としてください
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!