今日のカフェボンボンは、詩のアンソロジー『ガラガラヘビの味』。
ドキリとする題名だけど、魅力たっぷりなアメリカの詩が62篇。心の柔らかい部分に触れる言葉がたくさん。とにかく楽しくて愉快な詩集なんです。
『ガラガラヘビの味 アメリカ子ども詩集』
編訳:アーサー・ビナード、木坂涼/絵:しりあがり寿
出版社:岩波書店
「ガラガラヘビの味」は、オグデン・ナッシュという人の詩。米国きっての人気詩人だったそうで、「お尻はつらいよ」なんていうのも同じ人の詩です。
詩の題材は、季節や花、絞りたてのミルクやホットケーキ。身近なことばかりだから、とても親しみやすい。
日本でおなじみの『おやすみなさいおつきさま』や『ぼくを探しに』の作者の詩もあるの。幅広い時代から選んだというだけあって、先住民の詩も収録されています。
詩は、人生の大切な節目に人に伝えたり心に留めるもの。アメリカ映画には、結婚式やお葬式で詩を朗読する場面がよく出てきますよね。印象的だったのは『イン・ハー・シューズ』。キャメロン・ディアス演じるマギーが、お姉さんの結婚式で詩を朗読するシーンがとても好きでした。
詩の「朝時間」は、「朝が前よりも、遠慮がちにやってくるようになった。」いまの季節にふさわしい詩「秋の朝」の一節です。
詩はいつもあなたのすぐそばにある。今朝のすがすがしい空気や夜露やドングリにも。
本のお供には、ジェリードーナツでもいかがでしょう。しりあがり寿さんのイラストも楽しんでね!
Love, まっこリ〜ナ