朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、谷川俊太郎の詩集。
日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんの文庫詩集です。朝読書にオススメの2冊をセレクトしました。気持ちいい朝の光と愛に満ちた詩が、心とからだをみずみずしく潤してくれます。今日一日が輝く詩をぜひどうぞ。
『私の胸は小さすぎる 恋愛詩ベスト96』
著者:谷川俊太郎
出版社:集英社
恋愛詩95作品と新作「あなたの私」を収録した一冊。愛と恋のパワーとやさしさあふれるベストセレクション詩集です。
「あなたのことを絶えず考えているのに/あなたの顔がどうしても思い出せない/気がついてみるとふと耳にした音楽の一節を/くり返しくり返し口ずさんでいるのだ」(「恋の始まり」より)
恋のせつなさ、答えの出ない愛のふしぎを想いながら、みずみずしい世界に浸ります。激しくてドキンとする詩もあるけれど。めくるめくよろこびも苦しみも痛みもこの一冊の中に。朝、目覚めたら、毛布にくるまれたまま愛の詩をどうぞ。
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『空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I』
著者:谷川俊太郎
出版社:KADOKAWA
初期の詩集から作品を厳選した自選詩集。心が揺れるとき、谷川俊太郎さんの詩集を手に取る。朝の光のなかで読むと、空が少し近くなった気がするのです。
「ここで一緒になわとびをしよう ここで/ここで一緒におにぎりを食べよう/ここでおまえを愛そう/おまえの眼は空の青をうつし/おまえの背中はよもぎの緑に染まるだろう/ここで一緒に星座の名前を覚えよう」
『愛について』という詩集に収録された「地球へのピクニック」という詩の最初の一節です。いまこのとき、誰かと、あの人と、みんなで、再び一緒にしたいこと、できることを詩を読みながら想っています。おにぎりを一緒に食べたい。そして星を一緒に眺めたい、きっと。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『私の胸は小さすぎる 恋愛詩ベスト96』
*『空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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