現存する世界一古い天文台の資料室に保管されている、うさぎ。
(北京の古い天文台についての記事はこちら)
不思議な表情でこちらを向いています。
これも天文関係の用具だそう。
水の流れる量で、時間を計ったとか。
その他、天文好きな方々にはたまらないようなものがたくさん置かれています。
この天文台の建造の目的は、皇帝専用でした。
入り口には「観象授時」、つまり、「空を見て時を知る」、と時の皇帝が書いたものが残っています。
清の時代にはドイツやギリシャ、フランスからやってきた科学者や宣教師の力を借りて、機器を充実していきました。
日時計で時間を測るもの、水時計、月の満ち欠け、星座の位置を探るものなど色々設置してあり、これらはいまでも十分観測に耐えられる、とのことです。
不思議な四合院造りの天文博物館。
近代化が進む北京の町並みを背景に、古の時代の空への憧れを垣間みることができる場所です。