おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回は、ストレッチの番外編「自分の骨盤を知ろうシリーズ」の最終回。骨盤の歪みの中でも多いと言われている「開閉の歪み」について、チェック方法と整え方をご紹介します。
骨盤の「開閉の歪み」チェック方法2つ
骨盤の開閉の歪みとは、“寛骨(かんこつ)”という腸骨・恥骨・坐骨が融合してできた骨盤の左右の壁のような骨が開くまたは閉じている状態を言います。
【1】仰向けでパタパタ
まず足を腰幅に開いて仰向けの姿勢になり、つま先を内側・外側にパタパタと動かしていきます。余計な力が抜けてきたら自然に動きを止め、小指の角度に注目してみましょう。
小指が外側に倒れている方の骨盤が開いているという目安になります。
左右どちらかが開いているケースもあれば、左右両方とも開いている人もいるので、骨盤の左右の開き具合の違いを知るためのひとつのチェック方法として覚えておいてください。
【2】膝を曲げて倒す
足を伸ばした仰向けの姿勢で、片足ずつひざを曲げて外に倒してみてください。倒しやすい方の骨盤が開いているという目安になります。
開閉の歪みを整える方法
1) ひざを立てた仰向けの姿勢になる
2) 足の裏同士をつけたままひざを外に倒し、10回程度かかとを上げ下げする
※骨盤が閉じている方に意識を向けながら行いましょう
※膝の角度はおさまりのいいところに合わせてください
また、下の写真のようにうつ伏せの姿勢になり、骨盤が閉じている方のひざを曲げたら股関節の位置でキープする(90秒以上)のもよいでしょう。
※痛みや違和感がある人は無理をしないようにしてください
※回数やキープする時間は、体の様子を見ながら調整してください
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自分の体を知ることって、面白いですよ。
今回ご紹介した方法はあくまでも簡単なセルフチェック法です。かなりの歪みがあって気になる症状がある人は、専門の医療機関を受診してみてくださいね。
今日もよい1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!