おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
骨盤がゆがむとさまざまな体調不良が現れるといわれますが、歪みの方向は1方向だけではありません。そのため「骨盤を整える」ストレッチや運動なら何でもOK!とは言えないところがあります。
まずは自分の骨盤がどのような状態なのかを知ること、そしてそれに合った対策を取ることが大切です。
今回は、先週の記事( https://asajikan.jp/article/190334 )に続く「自分の骨盤を知ろうシリーズその2」。“前後の歪み”について、チェックの仕方と整え方を紹介します。
骨盤を知ろうシリーズ【2】腰痛や猫背の原因!「前後の歪み」を整える方法
「前後の歪み」をチェックする方法
骨盤の前後の歪みとは、左右どちらかの骨盤が前に出ていて、反対にどちらかが後ろに下がっている状態というとイメージしやすいでしょう。
まず目を閉じて、その場で1分間足踏みをしてみてください。終了後の自分の身体の向きは、どう変わっていますか?
- 右に回旋している場合→左の骨盤が前に出ている
- 左に回旋していた場合→右の骨盤が前に出ている
という可能性が考えられます。
また、腰をねじるようにして骨盤を前後に動かしたときの動きの良し悪しも、歪みの有無を判断する基準のひとつになりますので、試してみてください。
前後の歪みにはこの動き!
上の方法でチェックした結果「前後の歪みがあった」という人は、次にご紹介する運きで歪みを改善しましょう。
1) ひざを立てた仰向けの姿勢になる
2) 右のお尻を床から浮かせ、右の骨盤を突き出し、床に下ろす
3) 左のお尻を床から浮かせ、左の骨盤を突き出し、床に下ろす
※この動きをゆっくりと交互に10回ほど繰り返しましょう。
お尻歩きもおすすめ!
ひざを伸ばした姿勢で座り、左右の骨盤を前後に動かしながら歩く“お尻歩き”もオススメです。
回数は無理のない範囲で、身体の様子を見ながらおこなってくださいね。
※ご紹介したチェック方法は簡易的なものです。気になる症状がある人は、専門の医療機関を受診してください
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骨盤の前後の歪みは腰痛、猫背などにつながると言われます。歪みがある人はもちろん歪みがない人も、歪み予防のために骨盤の上下運動をぜひ試してみてくださいね。今日もよい1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!