おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
腰痛やむくみなど体調不良の原因になりやすい、骨盤の歪み。でも、例え全身鏡で見たとしても “どのように歪んでいるか” までは自分ではなかなかわからないもの。そう、骨盤の歪みにはさまざまなパターンがあるのです。
今日は「自分の骨盤を知ろう」シリーズ第一段!ということで、ストレッチの番外編として、骨盤の “上下の歪み” のチェック方法と整え方を紹介します。
足の長さも変わる!?自分の骨盤を知ろうシリーズ【1】「上下」の歪みの整え方
「上下の歪み」をチェックする方法
骨盤の上下の歪みは「高さの違い」というとイメージしやすいかもしれません。左右どちらかの骨盤が高い、もしくは低い状態のことをいいます。
まずは、次の方法で上下の歪みの有無をチェックしていきましょう。
仰向けになり、足を腰幅程度に開いて、かかとを交互に突き出す~戻す動きをゆっくりとおこないます。この動きが、左右のどちらか突き出しやすい方の骨盤が下がっているという判断の目安になります。
また、直立の姿勢で立ったときに上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)という骨盤部の骨に手を添え、左右の高さの違いをチェックしてみるのもよいでしょう。
写真では野外で行なっていますが、全身鏡の前に立っておこなうと分かりやすいと思います。
※ご紹介したチェック方法は簡易的なものです。気になる症状がある人は、専門の医療機関を受診してください
高さの違いにアプローチ!骨盤を下げる「上下運動」
上の方法でチェックした結果「上下の歪みがあった」という人は、骨盤の上下運動を取り入れてみてください。これは、上がっている方の骨盤を下げることを意識して行う運動です。
1) ひざを立てて座り、手は腰に添える
※背中が丸まらないように背筋を伸ばして行いましょう
2) 右のお尻を床から浮かせ、次に左のお尻を床から浮かせるという動きを交互に繰り返す(右のお尻が浮いているとき:左の骨盤が下がる、左のお尻が浮いているとき:右の骨盤が下がる)
※右の骨盤が上がっている人は、左のお尻を浮かせる方を重点的に行いましょう
この運動は、椅子に座っているとき、立っているとき、仰向けのときにも行えます。やりやすい姿勢を見つけてみてくださいね。
また、一日のサイクルのなかでも骨盤の「硬さ」は変わります。骨盤が硬くなる傾向がある朝は、骨盤まわりの軽めの運動にオススメの時間帯ですよ。無理のない回数でOKです。
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骨盤の上下の歪みは足の長さの違いにも関係してきます。歪みがある人はもちろん歪みがない人も、歪み予防のために骨盤の上下運動をぜひ試してみてくださいね。
次週は骨盤の “前後の歪み” についてご紹介します。今日もよい1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!