おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
朝、身支度をしながら鏡を見たときや、窓ガラスにふと映る姿を見たとき。自分が思っている以上に背中が丸まって、さらにはひざまで曲がっていた…衝撃的な「猫背な自分」に気がついて、驚いたりショックをうけた経験はありませんか?
今日は不格好な猫背を直す効果のある、ちょっと意外なパーツのストレッチをご紹介します。
太もも裏の「ハムストリング」を伸ばして猫背を解消!
太ももの裏側にある「ハムストリング(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)」はもともと縮みやすい筋肉。この部分が縮まってさらには柔軟性が低下すると、骨盤が後傾して猫背になり、ひざが曲がった姿勢になりやすいと言われています。
脚を真っすぐ伸ばした姿勢で座るとしんどい方や前屈が苦手な方は、このハムストリングが硬くなっているかも。心当たりがある人は、このハムストリングを伸ばすストレッチを朝時間に取り入れてみてください。
正しい姿勢美人になる「ハムストリング」ストレッチ
(1)仰向けになり、ひざを立てる
(2)右脚を胸の前に引き寄せ、両手は太ももの裏におき指を組む
(3)左脚を床から持ち上げてひざを外に開き、足首を右ひざに引っかけ、90秒以上キープする
※左のハムストリングが気持ちよく伸びるところを探して足の高さ・角度を調整しましょう
※上体を軽く起こしてから左足首を右ひざに乗せるとやりやすくなります
※この姿勢がつらい場合…タオルを右ふとももの裏にかけて、その端を手でつかむか、腰の下にブランケットを敷いて行いましょう
(4)(1)の姿勢に戻り、反対側も同様におこなう
太ももを自分のほうにしっかりと引き寄せると、反対側のハムストリングがストレッチされやすくなります。
ハムストリングが硬いから猫背になる、猫背だからハムストリングが硬くなる…このどちらも言えることです。朝のストレッチ(もちろん夜でもOK)を取り入れて、しなかやなハムストリングでシュッと美しい姿勢を目指しませんか。
いつも通り、身体に痛みや違和感がある人は無理におこなわないでくださいね。それでは今日もよい1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!