大切な1日がはじまる朝。限られたこの時間をできるだけ心地よく、効率的に過ごすべく自分らしい工夫や習慣を取り入れている方がたくさんいらっしゃいます。
本連載では、朝を楽しむ朝美人アンバサダーのみなさんに、朝ごはんや、美容、ファッション、運動、家族との向き合い方など、いろいろな気になる朝のことを朝時間.jp編集部がお聞きしてご紹介します。
今回はヨガ講師のみずき/MIMIさん(@mizuki_yogafit)です。インナービューティーを学ぶ中で取り入れるようになった朝食スタイルや、朝の運動、心の持ち方などをお聞きしました。
ある日のタイムスケジュール
みずき/MIMIさんの朝のモットー
リセットタイム
朝の欠かせない3つの習慣
編集部:まずは朝の過ごし方について、欠かせない朝習慣はありますか?
みずきさん:お白湯、フルーツ、軽い運動です。気に入ったら自然に続ける性格なので、気づいたらルーティーン化していた朝の習慣です。朝起きたらすぐポットにお湯を沸かして、その間に洗顔をすませてお白湯を飲みながらグレープフルーツの皮をむいて切り分けます。
その日の気分に合わせてスムージーを作ることもあります。その後はヨガやピラティス、ステッパーに乗ったり、20~30分くらいですが簡単な運動をします。
朝食は、インナービューティーについて学ぶ中で“朝は排出の時間”という健康法を本で読みました。翌朝からフルーツや水で過ごしたところ、体の調子がとっても良く、午後の食事をより美味しく感じられたり、仕事への集中力も高まったり。あれをしなきゃ、絶対やらなきゃ…ということもなく、私に合っていたので続けている食事習慣です。
編集部:自然と続くというのは自分に合ってるってことですよね。仕事で体を動かされると思いますが、それ以外でおうちでの運動は意識されていますか?
みずきさん:朝ヨガのレッスンがない日も必ず20分以上は動くようにしています。絶対にこれをすると決めているわけではないのですが、脚のエクササイズやマッサージ、下半身を伸ばすヨガが多いですね。下半身には大きな筋肉があるので、朝に軽い運動を行うことで基礎代謝の低下を防いでいます。
晴れの日はバルコニーでヨガをしたり、YouTubeを観ながらステッパーを踏んだり、家でできる運動を自分なりに楽しんでいます。運動と言えるか分からないのですが、新月の日は塩水で床の雑巾がけを隅々まで行います。これも夏場はいい汗をかきました。
体が変わった「半日断食」を継続
編集部:ファスティングや塩抜きダイエットなど、いろんなことを取り入れていますよね。朝は“排出の時間”と意識されているとのことですがキッカケを教えてください。また、他に食生活で意識されてることはありますか?
みずきさん:朝はしっかり食べる方が調子がいい方もいたり、人によって好みや相性があると思うんですが、わたしにとって朝はデトックスの時間。もともと腸が弱く、腸環境の乱れからくる肌荒れや浮腫みに悩まされていたんですが、病院のドクターから教わったことや、インナービューティーに関する知識を培う中で、腸が体や心に及ぼす影響を知りました。
最初、期間限定のファスティングをしてみたところ、体の悩みが改善し調子も良くなっていきました。当時は会社員だったので日常にファスティングを組み込むことが困難で、3日間程度が精一杯。そこで、日常的に簡単にファスティング効果が得られる半日断食を始めました。これは1日の食事をだいたい8時間以内に済ませるというもので、これが朝食を軽めにしている理由です。
ただ全く食べないわけではなくて、大好きなグレープフルーツや、豆乳とバナナとブルーベリー、クルミのスムージーなど、その日食べたいものをいただきます。口にするものは自分を作るものと思っているのでカリウム、ビタミンは意識してとっています。
ただ、朝食のスタイルも絶対ではなく、時々は好きなパンをアレンジして食べたり、旅行に行ったときは宿の朝食をしっかり美味しくいただきますよ。
HAPPYのコツは「決めたからといって無理はしない」
編集部:朝を心地よくハッピーに過ごすために心がけていることや、工夫していることを教えてください。
みずきさん:ありのままの自分を受け入れる事なのかなと思います。ヨガも運動もその日によって柔軟性や達成率、コンディションは変わりますし、前日の食べたものや過ごし方で寝起きの体調や気分も違います。
今日は休みたいと思ったら、寝ながらできるエクササイズやリラックス系のヨガにしてみたり、朝からお腹がすいた時は、隣町のパン屋さんまで行ってみたり。決めたことを無理に行うのではなく、その時々の自分の内面に合わせてアレンジしています。
自分が整ってこそ、誰かのためになれる
編集部:stayhome期間の前後で、朝の過ごし方や意識することで変わったことがあれば教えてください。
みずきさん:ヨガインストラクターがメインの仕事の私は、レッスンが中止になり今まで取ったことがない長期休暇となりました。この期間で心や考え方、自分に対して余裕が生まれたように感じます。
それまで月に50本近くのヨガやピラティスレッスンを担当していたため、体力・筋力維持の為に自主的な運動は筋トレとしてエクササイズメイン。毎日決まった食事を仕事の合間に食べ、夜遅帰って朝は早く起きる生活…。今思うと毎日を駆け足で走っていた気がします。
自粛期間にお客様のお声がきっかけでオンラインレッスンをスタートさせて、それが主流になったら時間の余裕ができました。仕事でもプライベートでも人に何かをするには、自分を整える事がとても大事だと気が付きました。
それからはここまでお話ししたように、食事や運動もこれを必ずやるというスタイルではなく、今日の自分は何がいいかな?と向き合う時間を取り戻しました。それまでヨガレッスンで自分と向き合う時間を伝えていたつもりが、自分の日常がそこから外れていたのかもしれないです。
現在はオンラインと時々人数制限を行っているスタジオレッスンを両立して仕事しています。
朝のお気に入りアイテム
野田琺瑯の「月兎印」のポット
お湯を沸かすのにもう10年近く愛用しています。
Style Boart Marketのヨガマット
ヨガマットはお家に5本あるのですが、最近購入したのがStyle Boart Marketのヨガマット。白いヨガマットと落ち着いたデザインがインテリアにも馴染むので重宝しています。
公式サイト:https://styleboatmarket.com/collections/yoga-mat
みずき/MIMIさん(@mizuki_yogafit)/ヨガ講師
ヨガ&ピラティスインストラクターとして都内で活動。各地でのレッスンやYouTubeチャンネルやInstagramなどのSNSを通じて “今日よりもっと心も体もキレイになる” 簡単セルフケアを、運動、食事、腸活の観点から発信中。stayhome期間があったからこそ気が付いた生活の改善点ってありますよね。自分の心と体に向き合い、ありのままを受け入れ無理をしない姿勢でいることの大切さ。朝ごはん1つにしても、みずきさんスタイルがしっかり貫かれていて素敵でした。(編集部)