4万人以上のカウンセリング、メイクアップを担当する中で「日本女性を美しく見せるメイク術」を確立!自然体な大人メイクを伝導しているメイクセラピスト荻野愛子さんによる連載「史上最高にキレイになる♪朝の美人メイクメソッド」では、朝のメイクで美人になるヒントを毎週ご紹介します♪
おはようございます。メイクセラピストの荻野愛子です。
皆さんは毎日のメイクに『ハイライト』を使っていますか?
「どこに塗るかがイマイチ分からない」
「持っているけど、ずっと使っていない…」
など、私のメイクレッスンでは受講者の皆さんから、「ハイライト」にまつわるこんなお声をよく聞きます。
実はこのハイライトは、ちょっとしたポイントを守ってメイクに活用すれば、その効果は絶大!中でも、「ナチュラルメイク」を仕上げたいときに、欠かせないアイテムなのです。
今日は、そんなハイライトの効果的な使い方をご紹介します♪
ナチュラルメイクにハイライトは必要?
ファンデーション、アイブロウ、アイシャドウ、チーク、口紅…などなど、メイクのアイテムは色々ありますよね。
でも、1分1秒が大切な朝のメイクでは、少しでも使うアイテムを減らして、ラクに、時短で、シンプルにメイクしたい、という方が多いはず。特に「ハイライト」は、ファンデや口紅に比べると「なくても済むアイテム」なので、使っていない方が多いというのも納得できます。実際、私が開催するメイクレッスンの受講者の方々にお伺いすると、ハイライトを毎日使っているという方は、全体の1割ほど。
でも、私はシンプルなナチュラルメイクこそ、このハイライトを使うことをおすすめしています。
そう思うようになったのは、数年前のある撮影でメイクを担当したことがきっかけ。ハイライトを入れる前の写真と、ハイライトを入れた後の写真で、モデルさんのメイクにあまりに大きな違いがあり、衝撃を受けたのです!
ハイライトを入れることで、お顔が明るくなるのはもちろん、肌がより一層キメ細かく見え、目回りや鼻筋など綺麗な骨格が際立って見えることがよく分かる経験でした。
美しいメイクの重要ポイント!『ぼかし』
今は誰でも、肌がきれいに見える「ビューティカメラアプリ」を使っていますよね。アプリを使って撮影するだけで、一瞬で格段にキレイ度がアップしますが、その理由はアプリの「ぼかし」効果にあります。
メイクに一番大切なのも、実はこの「ぼかし」。色や形よりも、ぼかしが大切です。
例えば、眉と肌の境目をふんわりぼかすことで、メイクが自然に見えます。逆に、眉と肌の境目がはっきりしているメイクは、形が綺麗でも、どこか不自然さがあり、「作られた印象」に見えることも。
この「ぼかし」に効果的なアイテムが、「ハイライト」です。メイクの最後の工程で、ふんわりとハイライトを入れることで、メイク全体を柔らかくつなぐ役割をしてくれます。
全体がふんわりと光の効果でぼかされて、ビューティカメラアプリと同じような仕上がりを、メイクだけで叶えられます。
実践!効果的なハイライトの使い方
ハイライトを入れる場所は、主に3ヶ所。
- Tゾーン
- 目の下から頬の高いところかけて
- あごの下
です。
Tゾーンのハイライト
ハイライトを額の全体と鼻筋全体にいれている方も多いのですが、すっきり高く見せたい場所だけに、ピンポイントに入れていくのがおすすめです。
(Tゾーンのハイライトの入れ方 NG例)
このように広く入れてしまうと、額や鼻筋全体が高く見えてしまい、骨格が綺麗に見えにくくなります。
(Tゾーンのハイライトの正しい入れ方)
眉間と鼻筋の一番低い場所に光が入ると、一気に美人度が高まります。このテクニックだけでも、印象がかなり変わりますよ!
目の下から頬にかけてのハイライト
くまができやすく、影になりやすい目の下にもハイライトをプラスします。目の下につけたら、さらにそのまま頬の高いところにうっすらと入れましょう。
チークの上にもハイライトをふんわりかけることでチークが肌になじみ、きめ細かく明るい肌になりますよ。
あごの下
あごの下も、全体的ではなく、ピンポイントで高くなっている部分にハイライトをのせるのがポイントです。
その他、眉、目元などうまくなじんでいないところや、ぼかしたいところに薄くハイライトをのせて、全体のメイクをつないでいきます。
ハイライトを実際にしっかりつけてメイクした時のビフォア、アフターがこちら↓
お顔の骨格や肌の質感が、右側のほうがきれいに見えませんか?肌全体の透明感、目回りの明るさがあり、ナチュラルなのに、美しいメイクの完成です。
美しいナチュラルメイクにこそ使ってほしい、1番大切な『ぼかし』効果を実現できる「ハイライト」。
まだ一度も使ったことがないという方も、是非一度、使ってみてくださいね!
☆この連載は<日曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!