時間がなくても、スッキリと片付いた部屋で爽やかに過ごしたい!そんなみなさんのために、「朝掃除特集」で掃除のプロ・沖幸子さんに聞いた短時間でできるカンタン掃除術をまとめました。
掃除は“気分が爽やかなとき”に“短時間”で!
あちこち汚れているからと一度に時間をかけて行う掃除は、ココロとカラダが疲れてしまい、多忙な生活を送る現代の女性には合いません。一箇所に対し5分か10分、せいぜい15分と時間を決めて行います。疲れているときや掃除をしたくないときは避け、楽しく前向きに。毎日の暮らしの中に“掃除というリズム”を取り入れ、そこそこキレイを保つのがコツ。
使ったとき、使った場所を“サッと拭く”
まず自分が使った場所を『拭く』という生活を。自分が立っている空間や使った場所を拭くという習慣は『汚れる前の掃除』なので時間がかかりません!汚れには、目に見える汚れと目に見えない汚れがありますが、目に見えない汚れが重なり、目に見える汚れになるのです。たとえば、シチューの吹き零れもすぐ拭けば掃除は10秒で済みますが、そのままにしたら掃除に30分もかかる汚れに変化します。また、手は汚れのバロメーターにも。触れて汚れでザラっとしたら、そのとき、その場で拭けばいいのです。
掃除は“一点集中型”に!
油汚れと水アカは汚れの性質だけでなく、汚れの取り方や掃除に対する疲れ方も異なります。そのため、違う汚れを同時に掃除すると疲れてしまい、掃除嫌いの原因になることも。トイレ掃除なら使ったときにサッと拭いて終わりにし、キッチンの場合は換気扇、シンク、レンジ台を一度に掃除せず、どれか一点を掃除するようにしましょう。
【実践編その1】身支度の合間に5秒で!
洗顔や歯磨きの後、鏡や洗面台周りの水しぶきを、乾いたタオルで拭きます。面倒なら使ったタオルを洗濯機に入れる前に拭けば簡単。蛇口を閉めたら、すぐその手でキュッとなでておきます。週に一度は、乾いたタオルに歯磨き粉を少量つけ磨けばピカピカに。
トイレを使った後は、柄付きブラシで便器内をひとこすり。見えない汚れのうちなら洗剤もいらず、キレイになります。
【実践編その2】キッチンもピカピカ!
お湯を沸かしながらキッチンの調理台を濡れたタオルでひと拭き。タオルがスムーズに調理台を行き来することがキレイのバロメーターです。お湯を沸かした後は、余熱があるうちにケトルを濡れたタオルでひと拭き。キッチン全体が美しく見えますよ。
ハムエッグなどのフライパン料理の後は、油煙や油が1メートル四方に飛んでいます。レンジの余熱があるうちに、お湯で濡らしたタオルでレンジ台周りをひと拭き。ベタベタ汚れから解放されます。
【実践編その3】ちょっとした習慣でキレイ
朝のメイクが終わったら、ティッシュやコットンで使った化粧品のボトルやふたを拭いておきましょう。キレイな化粧ビンで顔も晴れやか。
出かけるときは、玄関の靴を揃える習慣を。靴が散乱していると汚れた印象になります。美しい玄関はあなたの身だしなみの一つです。