頭がクリアな朝はゴールデンタイム/デザイナー山岸彩乃さんの朝美人インタビュー

 

自分らしい、心地よい朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。

今回は、大事なことこそ朝時間にやっているという、デザイナーの山岸彩乃さんにお話をお聞きしました。

クリエイティブな職業の人に限らず、仕事のパフォーマンスを上げるヒントになると感じましたよ。

山岸彩乃さん (デザイナー)

2013年サントリーデザイン部入社。メインブランドとして、同社の「サントリー天然水スパークリング」「ほろよい」「デリカメゾン」などのコンセプト、デザイン開発を担当。その他、3Dを使ったボトル形状のモデリングに取り組む。社内資格である、サントリー天然水アンバサダーとして、サントリー天然水ブランドの魅力を社内外に伝える活動にも力を入れている。自らもサントリー天然水ブランドのファン。

まずは、普段の朝時間の使い方について教えてください。意識していることや習慣はありますか。

仕事の日

常温のサントリー天然水を飲んで、心と体を浄化することからスタートします。そして、頭もクリアな朝にこそデザインのアイデア出しや、丁寧に返したいメールや手紙の文面をつくります

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1日のスタートでもある朝は、前向きな気持ちで物事に向き合えますし、心の余裕が少し持てることで冷静な判断ができます。夜になると、どうしても感情的になったり、少しネガティブな気持ちになったりしがちなので、特に大事なメールや手紙はできるだけ夜に書かないように気をつけています。

朝時間のおともに欠かせないのがコーヒーです。お気に入りの豆を挽いてドリップをするのですが、コーヒー豆の香りと、その一手間が自分自身をリラックスさせてくれます。

休日

休日も平日とそんなに大きな違いはなく、サントリー天然水を飲んで1日をスタートします。自分にとって仕事が趣味のようなものなので、週末の朝もデザインのアイデア出しをしていたりします。

いろいろな場所に訪れて、インスピレーションを得る機会はデザイナーとしても一個人としても大切にしているので、朝から遊びに行くことも多いです。ただ、その旅先は、結局仕事につながる場所や体験を選びがちなので、結果的に休日も勝手に視察をしているような感覚ですね。

あえて、平日と休日の過ごし方を切り分けず、同じリズムで過ごすことや自分がやりたいことをやることが、今の自分にとっては楽しく心地よいことです。

朝時間を大切にするようになったキッカケや、意識するようになってよかったことを教えてください。

入社3年目〜4年目の前半は、とにかく夜遅くまで仕事をし、仕事が終わってもついつい遅くまでだらだらと過ごすことが多かったです。ですが、天然水ブランドに携わり、自然や人について深く考えていくうちに、自分自身の生活も見直しが必要だと思うようになりました。

特に変化したのは「時間」との向き合い方です。新潟のスノーピークHQで開催されるワークショップのキャンプで実感したのは、自然のリズムに合わせて過ごすと、心も体もとても気持ちがよいこと。昼間は元気に活動し、日が沈み自然と眠くなる感覚に身を任せて眠る。朝日で自然と目を覚ます。自然のリズムを意識して過ごすことが、結果として朝から効率的に活動できる秘訣です。

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朝ごはんについてのこだわりを教えてください。

朝ごはんは、パンでもごはんでも、みそ汁とぬか漬けはできるだけ欠かさないようにしています。発酵食品は子どものころから大好きですし、腸内環境を整え、免疫力を上げるためにも積極的に取るようにしています。元気でないと、大好きな仕事もできませんので。

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パン好きなので、パン選びはこだわります。個人的ベスト3のお店は、ルヴァン、空と麦と、沢村です。結果として天然酵母や国産小麦を使ったパン屋が好きです。

パンに合わせるコーヒーは、いつもお気に入りの豆を挽いてドリップします。妹が働くブルーボトルコーヒーの妹セレクション、ポートランドのスタンプタウン コーヒー ロースターズの豆がお気に入りです。

クリエイティブな仕事をされているからこその、朝に意識されていることはありますか?

朝時間はデザインの作業的なことよりも、頭を使うアイデア出しの時間にあてることです。クリアな頭で、より柔軟な発想ができると思うからです。振り返ると、いくつかのプロジェクトの中でも「時間がかかりそうだけど重要なこと」を選んでいる気がします。

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以前は、さらに頭と体をクリアにしたくてランニングをすることもありましたが、今はアイデア出しが頭のエクササイズで、食事の準備や、歯磨きなどの日常的なことや、毎日ではありませんが、洗濯をしたり、掃除をしたりするのが体を動かすエクササイズがわり。これだけで十分、頭と体のエクササイズになっています。

山岸さんにとって「とくべつな朝」とは?お気に入りの過ごし方を教えてください。

山に囲まれて起きる気持ちの良い朝が、とくべつな朝です。長野県の大町にできるサントリー天然水の新工場のプロジェクトに入っているのですが、今やすっかり私も長野のファンで、プライベートでも訪れるほどです。長野は自然が豊かでごはんもおいしい。何より、出会う人があたたかいです。

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長野の大町や松本など、だいたい行先は近くに壮大な山々が広がっています。朝起きたらまず部屋のカーテンを開け、余裕があれば散歩をしながら、山をうっとり眺める時間が大好きです。

長野に限らずですが、出張先や旅先では、できるだけホテルの朝食は取らずに、現地で地元の食材を使った朝ごはんが食べられるお店でいただきます。それもひとつの楽しみです。

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忙しい朝の時間を快適に過ごすために、工夫されていることを教えてください。

最初の質問と重複しますが、1日の時間の使い方と、夜ごはんの選び方に気をつけています。自分にとってのゴールデンタイムである、午前中に頭と体力を使いそうな仕事をこなし、昼間から夕方は少しずつ頭も疲れてくるので、作業的な仕事に没頭します。

そうすると、夕方から夜には頭も体も心地よく疲れていて、すんなり眠りに入れます。食べ物も結構重要で、できるだけ夜ごはんに脂の多いものは避けるようにしています。次の日の朝すっきり目覚めるためにも、体の中もお休みさせたいです。

朝のお気に入りのアイテムをひとつ教えてください。

宣伝ぽくなってしまうかなと思いながらも・・・ピュアな気持ちでおすすめするのが、「サントリー天然水スパークリングレモン」です。プレーンも最高ですが、個人的に朝にはレモンがイチオシです。

起きぬけは、体をすっきり浄化するためにスティルの天然水を飲みますが、出かける前に飲むスパークリングは「今日もがんばろう!」と自分の背中を押してくれるスイッチになっています。ちょうどよい炭酸感とフレッシュなレモンの果実感がおいしくて心地よく、自然と前向きな気分になるんです。私自身も、これを飲む人がそんな風になるといいなと想いながらデザインをしています。

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朝美人のある一日の過ごし方

▼山岸彩乃さん場合(残業しない日)
6:00
起床、歯磨きを終えたら常温の天然水を一杯飲む
6:10
アイデア出し、メールや手紙の文面をつくる
6:45
ぬか漬けのお手入れ、朝ごはんの準備、コーヒーのドリップ
7:15
着替え、化粧など出勤の準備
7:50
出勤
8:45
出社し、スケジュールチェック
9:00
デザイン作業、打ち合わせ
12:00
お昼ごはん(職場のキッチンで簡単な料理を作る)
13:00
デザイン作業、打ち合わせ
17:30
退社、帰りがけに夜ごはんの食材を調達
19:00
簡単に夜ごはんを準備、ゆっくりごはんを食べる
20:00
お気に入りのワインをいただきながら情報収集
21:00
お風呂
21:30
お気に入りのクリームでマッサージ
23:00
就寝

 

仕事と趣味の垣根がない山岸さんのお話は、人生を楽しんでいる感が伝わってきました。朝の過ごし方から仕事の仕方、食事の取り方、休日の過ごし方と、自分にとって心地よい一日のために最適化されていることが秘訣ですね。一年のはじまり。あらためて今の時間の使い方はどうか見直したくなりました。(朝時間.jp編集部)
 

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