表参道のサロンで開催する「ととのえる食事会」が大人気の料理家 鈴木愛さんによる連載「“なんとなく不調”をととのえる。簡単『朝スープ』レシピ♪」では、ご自身の著書『なんとなく不調をととのえるスープ』の中から選んで届けてくれた、朝のからだをととのえる簡単スープレシピを毎週ご紹介します♪
おはようございます。料理家の鈴木 愛です。
毎日寒いですね。今年は秋が短かったので、寒さに慣れる前に真冬を迎えそうな気がしています。
寒いと体が固まりやすく、筋肉や脂肪が縮こまるだけでなく、体内のさまざまな機能も滞りやすくなります。そんなときに食べたいのが「小松菜」のスープ。にんにく、生姜入りで体も温まりますよ。
カルシウムはほうれん草の3倍以上!「小松菜」を食べよう
冬の寒さでグッと甘みが増す小松菜は、これからが食べ頃。緑黄色野菜が減る時期に、ほうれん草と並んで重宝する野菜です。
特に、カルシウムとβ-カロテンの豊富さに注目。カルシウムはほうれん草の3倍以上ともいわれていて、精神を安定させる作用や、骨粗鬆症予防にも効果が期待できます。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系を守るといわれています。つまり、心と体をととのえる優秀野菜なんです。
腸活、アンチエイジングにおすすめ!
小松菜にはビタミンやミネラルが豊富で抗酸化作用があり、アンチエイジングに、動脈硬化の抑制、がん予防に期待できます。食物繊維も多く含まれているので、腸活にもおすすめです。
目覚めすっきり!シャキシャキ食感
小松菜と長ねぎはさっと火を通して、シャキシャキの状態で歯ざわりを楽しみます。香味野菜やごまで中華風にし、相性のよい干ししいたけのもどし汁で旨みをプラス。
前回ご紹介した通り、干ししいたけは体をリセットしてくれるので、ごちそう続きの年末に積極的にとりたい食品です。
にんにく、生姜で寒い朝もポカポカ♪簡単にできる「小松菜の中華スープ」
材料(2人分)
- 小松菜 1/4束(50g)
- 長ねぎ 1/3本
- 干ししいたけ 1個
- きくらげ(乾燥) 2枚
- カンタン昆布だし(※1) 約300ml
- 生姜(すりおろし) 小さじ1/3
- にんにく(すりおろし) 小さじ1/5 ※もともと少量ですが、朝食で食べる場合、気になる方はさらに減らしてください
- 塩 小さじ1/4
- 醤油 小さじ2
【薬味とトッピング】
- ごま油(深煎り) 少量
- 白ごま(煎って軽くする) 適量
※1 カンタン昆布だし(作りやすい量)は、水1リットルを沸かして火を止め、昆布10㎝(8g)を入れて常温まで冷ましたもの。今回のスープには約300ml使います。
作り方
1) 干ししいたけは水でもどして薄切りにし、もどし汁も取っておく。きくらげも水でもどして一口大に切る。小松菜は3㎝長さに切る。長ねぎは3㎝長さの細切りにする。
2) 鍋にカンタン昆布だし、(1)の干ししいたけと干ししいたけのもどし汁、きくらげを入れて中火にかける。温まったら塩、醤油を加えて弱火にし、約5分煮る。
3) (1)の小松菜、長ねぎを加えてさっと煮る。生姜、にんにくを加えて軽く混ぜ、器に盛ってごま油をたらし、白ごまをふる。
もっとおいしくするヒント!
塩はその日の体調に合わせて「おいしい」と感じる量でOK。最後に加減してください。
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★この連載は毎週金曜日に公開します♪(8回連載の予定です)