表参道のサロンで開催する「ととのえる食事会」が大人気の料理家 鈴木愛さんによる連載「“なんとなく不調”をととのえる。簡単『朝スープ』レシピ♪」では、鈴木さんが11/9発売の新刊『なんとなく不調をととのえるスープ』の中から選んで届けてくれた、朝のからだをととのえる簡単スープレシピを毎週ご紹介します♪
おはようございます。料理家の鈴木 愛です。
あっという間に師走ですね。この時期に増えるのが、忘年会のお誘い。楽しい時間はよいのですが、ごちそうやお酒が続くと体がなんだか重く感じることも…。
今日は、そんなときにおすすめの「しいたけだしのスープ」をご紹介します。
外食が続いたら「しいたけだし」で体をリセット♪
医食同源を旨とする中国では、しいたけは古来より、食品としてはもとより、長寿の妙薬としても知られていたそうです。
食養生においてしいたけは、動物性の脂や酸化した油を体内で中和させてくれるといわれています。外食が続いたときはぜひ、シンプルなしいたけだしのスープを試してみてください。
カルシウムの吸収率がアップ!風邪予防に効果的
しいたけは免疫力アップが見込め、風邪予防や抗がん作用、高血圧の予防などにおすすめです。また干ししいたけには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富。骨粗鬆症が心配な女性にはうれしいですね。
スープにすると、溶け出したビタミンB群もあまさずに摂れます。
手間いらず!究極のシンプルスープ
ゆっくりもどして、ゆっくり煮るとえぐみのないすっきりとした味に。口にすると、一緒に煮た梅干しの酸味と塩味を最初に感じ、次にしいたけの地味深い旨みがゆっくりじわーっと広がります。
こしたあとのしいたけは、煮ものなどにお使いください。
忘年会シーズンに◎疲れた胃をリセットする「しいたけだしのスープ」
材料(2人分)
- 干ししいたけ 2~3個(10g)
- 梅干し※* 1~2個
- 水 400ml
- 醤油 少量(2~3滴)
※レシピでは、昔ながらの酸味の強いものを使用しています
作り方
1) 干ししいたけは軽く洗って分量の水とともに鍋に入れ、1~2時間かけてもどす。
2) (1)に梅干しを加え、弱めの中火にかける。ふつふつと沸いてきたら、ごく弱火にして30~40分煮る。
3) 粗熱を取ってざるでこし、醤油を加える。沸かさない程度に温める。
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★この連載は毎週金曜日に公開します♪(8回連載の予定です)