おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
前回の記事(おかかクリチのごまおにぎり)はいかがでしたか?おにぎりのバリエーションにマンネリしている方もぜひお試しくださいね。
今回は、秋の体におすすめ食材をつかったホットサンドをご紹介します。
薬膳的セルフケアポイント
秋のおすすめ食材:チーズ
チーズには、以下のような効能があります。
- 肺を乾燥から守る
- 体を潤わせる
- 腸のすべりをよくする
秋は1年の中でも空気の乾燥がはじまる時期。冬も乾燥していますが、湿気がたくさんの梅雨や夏を過ごしてきた体にとって、最も乾燥の影響を受けやすいのが「秋」です。
そんな時期におすすめしたいのが白い食材。牛乳、白ごま、豆腐 など…白いものは乾燥から体を守り、保湿するものが多いとされています。
チーズもそんな食材のひとつです。チーズや牛乳などの乳製品は、コップを返すと膜をはるように。ごまやナッツなど種子のものは油を多く含むように。体の内側から、乾燥から守ってくれる食材が多いのです。
温かく食べる:サンドイッチよりもホットサンド
先日、9/23に秋分の日を迎えました。秋は、夏→冬へと移行する季節なので気温の変化も激しい時期。今までは、残暑を感じる暑い日もちらほらとあったかと思いますが、秋分の日を境に気温も徐々に低下をしていきます。
寒くなり始めた時におすすめなのが「食べ方も温かくする」ということ。飲み物やスープを温かくしてみる。生のサラダより野菜を蒸してみる。など、温かな食べ方を選ぶのも、これからの季節おすすめです。
今回は朝の定番サンドイッチも焼いて、おいしいホットサンドでいただきます。お店で食べるもの、特別な道具が必要、そんなイメージもあるかもしれませんが、今回のレシピはフライパン一つでとっても簡単!市販のソースをアレンジするので焼き時間はわずか3分です。
フライパンで完成!焼き時間3分「とろけるチーズのサルサホットサンド」
材料(1人分)
- 食パン(8枚切り) 2枚
- スライスチーズ 2枚
- アボカド 1/2個
- (A)市販のミートソース 40g
- (A)大豆(水煮缶) 30g
- (A)ケチャップ 大さじ1/2
- (A)タバスコ 3ふり(お好みで)
- ≪パンを密着させる糊≫
- 薄力粉 小さじ、水 小さじ2/3
作り方
- アボカドは皮をむいて種をとり、5ミリ幅でスライスする。(A)を合わせる。薄力粉と水を合わせ、糊を作っておく。
- 片方のパンにスライスチーズを2枚重ねてのせる。チーズの上に(A)、アボカドを少しずらしながら斜めに並べる。このとき、淵に最後糊を塗るので具はチーズの上におさまるようにする。
※切ったときアボカドの断面がでるように、アボカドを置いた向きを覚えておいてください - パンの淵に糊をぬり、上からもう一枚のパンを重ね、手のひらで全体を軽く押してなじませる。淵をぎゅっと抑えてくっつける。
- フライパンを熱し、フライ返しで淵をところどころ抑えながら、強めの中火で2分→返して1分焼き色がつくまで焼く。アボカドを置いた向きに沿って半分に切り皿にのせる。
ポイント
- 糊はサラサラすぎるとNG。粘度を感じるかたさに作ってください
- 具を置くとき、切るときにはアボカドの断面を意識してみてください
- ミートソースアレンジのタコミートは、ごはんにかけてレタスやコーンチップスを添えても◎
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齋藤菜々子 Instagram: @nanako.yakuzen
☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。