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ほろ酔い気分が最高。酒と暮らしの楽しみを綴る、杉浦日向子エッセイ

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『杉浦日向子の食・道・楽』

食べること、呑むことをこよなく愛した、江戸風俗研究家・杉浦日向子の最後のエッセイ集。人生と暮らしの楽しみかたのヒントに満ちた一冊です。


杉浦日向子の食・道・楽
著者:杉浦日向子
出版社:新潮社

粋人の杉浦日向子は家でも外でもおいしく食べて、おいしく呑んだ。「軽やかな酔いは極上」とほろ酔い気分が好きだった。「酔って心身に隙間ができて、そこに心地よい風が通る」お酒の楽しみは、このひと言に尽きるのかもしれません。

ひとりごはんの楽しみ、気持ち良く酔うためのお酒の呑み方、季節に合わせた酒器選びのこと。歯切れのいい粋な語り口から、一日一日を愛おしんで暮らす姿が伝わってきます。

「湯」の暖簾を見ればつい吸い込まれたという杉浦さん。銭湯が楽しいのは「良く生きることは、良く老いることだ」と教えてくれるから。「みんながもらった命は、世界でひとつだけで、みんなのハダカも世界でひとつだけなんだ」そして「赤ちゃんもおばあちゃんも、きょう一日は一度きり」。こんな言葉に思わずぐっときます。

著者最後のエッセイには、心の奥底を映すような言葉もあるけれど、おいしいお酒の話を読めば、いつだってほろ酔いかげんを楽しんだ人のあの可愛らしい笑顔が浮かんできます。

杉浦日向子さんの本、以前ご紹介したこちらもぜひどうぞ。
『大江戸美味草紙』
『一日江戸人』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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