今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、鎌倉のおいしい本。
居心地のいいカフェ、ビオワインを楽しむフレンチ、一軒家のビストロ、おいしい手みやげや食材屋さんにまつわる話。鎌倉在住の著者が愛する名店を紹介、おいしい料理にまつわるエピソードをつづります。
『鎌倉 のんで、たべる。』
著者:赤澤かおり
出版社:朝日新聞出版
本の表紙はあっさり渋めだけれど、中身は素晴らしく濃厚。心も体もとろけそうにおいしいものが次々と登場する、ぜいたくで粋な本なのです。
仕事帰りに引き寄せられる店、ゆっくりとおいしいものを食べたいときに訪れる店、休日昼間から飲みたいときに立ち寄る店……。こんなときにこの店にいくという、それぞれの理由がいい。
疲れたときや落ち込んだときに訪ねれば、ほっと和んで「帰ってきた」と思える店もある。おいしい料理を通して、移ろう季節や日々の暮らしのこまごまとした気配まで伝わってくる。
日曜日の朝は、駅前の喫茶店にツナトマトパスタを食べにいく。デザートにはプリンとコーヒーが定番だそうです。
にぎやかな食の地図を眺めているような本。味のある写真とともにお楽しみください。
Love, まっこリ〜ナ
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