寝つきが悪い夜はどうすべき?専門家がアドバイス「快眠のための夜習慣」

 

連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます

ベッドに入った寝付けないの女性

今回のお悩みは…「寝つきが悪い」

学生時代からいつもなかなか寝付けません。布団に入って30分以上経っていることも…。良くないとわかっていても、寝付けないからついついスマホを触ってしまい、ますます眠れなくなることも…。寝付けない夜はどうしたらいいですか?

【アドバイス2】 寝る直前のスマホはNG

前編で紹介したように、眠りの妨げになる要因は多岐にわたりますが、特に光には注意が必要です。

夜になったら照明は暗めのオレンジ系にし、目からの刺激を軽減しましょう。ベッドから出て過ごすと、ついついパソコンやスマホなどをいじりたくなりますが、それらの光はブルーライトと言われ、覚醒を促す要因になります。また、SNSや漫画、ゲームなどに熱中してしまうと、さらに交感神経が刺激され、ますます眠りにくくなってしまいます。パソコンやスマホは就寝の30分前には使用をやめましょう

スマホを触る女性の手

小さめの音でスローテンポな音楽を聴く、あまり面白くない本を読む、軽いストレッチをする、瞑想する、ホットミルクを飲む、ハーブティやアロマの香りを楽しむ、深呼吸をする、ペットを撫でる、きれいな写真集を見るなど、体や心を緩める方法を見つけて過ごしましょう。

「今日はもう終わり。明日のことは明日やればいい」と、張り詰めた気分をサッと切れる人はよいのですが、あれこれ明日のことが心配になる人は、明日の準備をきちんと整えてからベッドに入るほうが安心できて眠りやすくなるかもしれません。

「夜の儀式」の習慣化を!

また、歯を磨く、コンタクトをはずす、アロマディフューザーを点ける、お気に入りの花をベッドサイドに置くなど、眠るためのスイッチが入るような「夜の儀式」を習慣化するのもよいでしょう。

夜のアロマディビューザー

ただし、お酒の飲みすぎはNG。お酒は緊張を和らげ、眠るのに役立つと思っている人が少なくないようですが、実は、アルコールは覚醒を促し、利尿作用によって夜間覚醒の原因にもなるので気をつけましょう。

いかがでしたか?次回は「寝苦しい夏の睡眠環境の整え方」を紹介予定です。どうぞお楽しみに!

 

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睡眠改善シニアインストラクターによる睡眠の悩みを解決するヒント♪ [更新終了]
Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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