3月10日:今日は「砂糖の日」
おいしく仕上げてくれたり、気分をホッとさせてくれるお砂糖は、食もココロも豊かにしてくれるものですよね。
そんなお砂糖は、脳のはたらきに唯一必要とされる”糖分”。五大栄養素の1つとしても認められ、脳をはたらかせたりリフレッシュするときに、最高のパフォーマンスを発揮してくれるようです。
脳の栄養源「砂糖」の補給は量とタイミングが命!
砂糖は甘みをそえる”調味料”のイメージがありますが、実は、ご飯やパンと同じ糖質の1つ。その糖質はブドウ糖に分解されてエネルギーになりますが、なかでも1番大切な役割は、脳にブドウ糖をとどけること。
その理由は、脳のエネルギーになるのはブドウ糖だけなので、糖質が足りなくなると考えるチカラがなくなったり、注意力が低下するため。おなかがすくとイライラしたり無気力になりますが、これは脳からのSOS!糖質を必要としているサインなのですね。
そんな状態のとき、すばやくブドウ糖に変化して、脳に栄養をおくってくれるのがお砂糖。その効果は食べてから数10秒!といわれるほどの速効力。エネルギーにかわる効果が、とても優れているといわれています。
そのためちょっと疲れたな…というときに甘いものをとると、頭がスッキリして集中力がアップ!精神を安定させたり、気分をゆったりさせるといわれるセロトニンの分泌を促す作用もあるため、眠れない夜はホットミルクにお砂糖をちょっぴり加えると、眠りにつきやすくなるようです。
血糖値や健康のことが気になる場合は、黒砂糖を使うと血糖値が上がるスピードを抑えるほか、ミネラルやビタミンの補給にもなって◎
とはいえ、糖質をとりすぎると中性脂肪に変わり、脂肪となってカラダに蓄えられることに。血糖値をあげるリスクもあるため、とりすぎは逆効果になるようです。
では、1日にどれくらいとっていいの?と思うところですが、成人女性の場合、1日約25g(小さじ6杯分)が適量といわれています。
この量は、紅茶やコーヒーに入れることを考えると多いように感じますが、清涼飲料水には1本に30~40gの砂糖が入っていることも。料理やお菓子の材料としても使われているので、食事の内容や飲みものをトータルして考えると、摂りすぎを防ぐことができそうですね。
シャキッと目を覚ましたり、夕方の仕事までもう一息!というときに少量とると、最大限に効果を生かせるお砂糖。タイミングよくいただいて、今日も脳とココロにスイートな1日でありますように♪
摂りすぎはやっぱりNG!白砂糖と美容の関係
シャキッと目を覚ましたり、脳を働かせる効果のある砂糖ですが、摂り過ぎると美肌を損なうだけではなく、肥満や、身体のトラブルを引き起こしやすくなります。摂りすぎが引き起こす美容への悪影響も、しっかり理解しておきましょう!
「砂糖の日」とは?
さ(3)とう(10)」の語呂合せから、砂糖の優れた栄養価等を見直す日として制定された。