今日のカフェボンボンの本棚は、『幸せのしずく』。
水滴に映り込んだ花や風景を写した写真集。完璧に美しい小さな世界にそっとふれてみてください。
『幸せのしずく World of Water Drops』
著者:浅井美紀
出版社:扶桑社
葉っぱに一列に並んだ水滴。そのひと粒ひと粒に色鮮やかな花が映り込む。
ユリやガーベラの花を閉じ込めたしずくは、水中花のとんぼ玉によく似ている。とんぼ玉は首飾りにもできるけれど、水滴の花は風でも吹けば跡形もなく消えてしまう。まんまるいしずくが、花びらの先からいまにもこぼれおちそう。
でも、小さなアリなら水の粒はかすかに震えるだけ。触覚でふれてもしずくを飲んでもこわれない。透明な水のしずくに命の輝きが閉じ込められています。
繊細でやさしく、心やすらぐ写真集。自然の神秘がすぐそばにあることを教えてくれます。
幸せのしずくの「朝時間」は、朝露にキスするアリ。朝の光が水滴にきらめいています。
自然の神秘と不思議に満ちた本、こちらもおすすめです。
*『サガリバナ』
*『きらきら』
*『センス・オブ・ワンダー』
Love, まっこリ〜ナ