風薫る五月。新緑が目にまぶしい季節におすすめの本を。
本日から「花と緑の本」の特別メニューでお届けします!
第1弾は、日本のバラを美しい写真で紹介した新刊『日本のバラ』。ノイバラやハマナスをはじめとする数々のバラの魅力をあらためて発見する本です。
『日本のバラ』
監修・文:大場秀章/写真:松本路子
出版社:淡交社
“日本はバラの宝庫です。”本の帯の言葉に嬉しくなりました。
北海道の海岸に群生するハマナス。北アルプスを背景に咲くアカネフジ。野生のバラが山里や浜辺に咲き乱れています。
古来、日本には野生のバラが自生し、万葉集や源氏物語にも名前が登場します。昔の人たちはどんなふうにバラを愛でていたのでしょう?人里に咲くバラを想像するだけで、遠い昔の日本の風景が華やかに色づく気がします。
日本の代表的な野生バラがヨーロッパに導入され、モダンローズの誕生に貢献したそうです。そんなバラの奥深さを知る一冊。日本の原種のバラを見られるバラ園も参考になさってください。
バラの「朝時間」は、紅色のタカネバラ。
「日本のバラ」を意味する学名をもつ花です。
わが家の庭先のテリハノイバラも、つやつやの葉を勢いよく伸ばしています。清楚な印象だけれど、どこか力強さを秘めた野生のバラのとりこになりそうです!
Love, まっこリ〜ナ