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スパゲッティ・ナポリタンを巡る、片岡義男エッセイ

 

今日のカフェボンボンは、片岡義男の『ナポリへの道』

懐かしい昭和の味スパゲッティ・ナポリタンを巡る本。作家が自らのナポリタン体験を振り返りながらルーツを探します。

20141003

ナポリへの道
著者:片岡義男
出版社:東京書籍

子どもの頃、ナポリタンは嬉しい献立のひとつでした。食欲をそそる色も匂いも好きでした。いまももちろん!

日本独自のオリジナルメニューといわれるナポリタンだけれど、そのルーツはいったいどこにあるのだろう?

スパゲッティ・ナポリタンの発祥の地は、終戦直後の横浜のホテルニューグランドだとわれているそうです。その後、喫茶店でも出されるようになり、日本中で流行したのですが、時の流れとともに、その姿を目にする機会は減っていきます。しかし、著者がルーツをたどっていくうちに、ナポリタンがいまも健在なことを発見する……。

パスタのレシピが豊富でなかった時代は、家庭のスパゲッティといえばナポリタンかミートソース。子どもたちはケチャップ色のスパゲッティが大好きだった。

オムライスやチキンライスなど、子どもを喜ばせる料理に欠かせないケチャップ。その歴史や著者の考察もたいへん興味深いです。

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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