「片づけが苦手なのはセンスがないから」、そんなふうに思っていませんか?
実は、片づけに必要なのはひらめきやセンスではなく、“続けられる仕組み”をつくること。
今回は、片づけのプロに教えてもらった、片づけが自然と回り出す「仕組み化」のヒントを3つご紹介します。
小さく始めて、家全体で整える。「成功体験」を積む仕組み

整理収納アドバイザーのサチさんによると、片づけを成功させるために最も大切なのは、いきなり大きな場所に挑まないこと。
押入れやウォークインクローゼットなどの大物から始めてしまうと、出して・迷って・進まない…という負のループに陥りがちです。だからこそ、まずは引き出し1つなど“小さなスペース”から。
実際に、ダイニングの引き出しを文房具置き場として整えたことで、お客様のやる気が続き、他の場所も次々と整っていったそうです。小さな成功体験の積み重ねが、次の行動につながります。
また、片づけは一か所だけを見続けるのではなく、家全体を俯瞰して考えることも重要。キッチンの問題が、実は押入れや倉庫の使い方にあった…というケースも少なくありません。
無理に捨てるのではなく、空いているスペースに“逃がす”という選択肢を持つことも、リバウンドを防ぐ仕組みのひとつ。収納用品に飛びつく前に、まずは今あるものと暮らしに向き合うことが、片づけ成功への近道だとサチさんは伝えています。
(参考:全人類共通!プロが教える「片づけを成功させる」ために最も大切な3つのポイント)
“なんとなく”をやめるだけ。散らかりにくい行動の仕組み

同じくサチさんが教えてくれたのは、片づけが苦手な人ほど見直したい「なんとなく」の行動。
たとえば、飾れるものを全部“なんとなく”飾っていませんか? ものは余白があってこそ引き立つもの。無意識に置かれたアイテムは、やがて風景となり、散らかりの一部になってしまいます。
また、“なんとなく”空いている場所に仕舞うのも要注意。大切なのは、そのものの「住所」を決めること。定位置があれば、戻す行動も自然とセットになります。
帰宅後に書類をテーブルへ“なんとなく”置く、バッグをソファにぽんと置く――こうした習慣も、散らかりの入り口。書類は玄関で仕分けするなど、動線の中に仕組みを組み込むことで未然に防げます。
そして何よりやめたいのが、“なんとなく”買うこと。「本当に必要?」「定価でも買う?」「代用できない?」と自問するだけで、家に入ってくるものは確実に減ります。
散らかってから片づけるのではなく、散らかりにくい行動に変えていく。これも立派な仕組み化です。
(参考:片づけ苦手さん必見!今すぐ手放すべき「なんとなくしている行動」4つ)
ズボラでも続く!「入れるだけ」「ひと目でわかる」収納の仕組み

整理収納アドバイザーのみほさんが大切にしているのは、片づけへのハードルをとことん下げること。
その代表が「入れるだけ」収納です。排水口ネットをプルアウトボックスに収納する際も、あえてフタを開けずにそのまま入れる工夫を。アクションを1つ減らすだけで、詰め替えの負担がぐっと軽くなります。
さらに、在庫は扉を開けた瞬間に残量がわかるように配置。【未開封】と【開封済み】をラベリングすることで、確認の手間を減らし、重複買いを防ぎます。見なくてもわかる、ではなく“ひと目でわかる”仕組みがポイントです。

そして、使う場所に収納することも重要。料理バサミはキッチンに、荷解き用のハサミは玄関に。使用頻度の高いものを使う場所へ分散させることで、「出しっぱなし問題」を自然と解決できます。
完璧を目指すのではなく、続けられる形に整える。ズボラでも回る収納は、立派な仕組みなのです。
(参考:これであなたもスッキリ部屋に!「ズボラ収納」のポイント3つ)

プロ直伝!ズボラさんでも続けられる「片づけ・整理整頓」のコツ
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片づけは、頑張るものではなく回すもの。仕組みを味方につけて、無理なく整う毎日を目指してみませんか?

