おはようございます。美腸ケアセラピスト/美容ライターの神田恵(Hana)です。
この連載では、内側からの美しさを引きだす「腸活」をテーマに、忙しい日でも続けられる方法をご紹介しています。
お酒を飲む機会が増える季節です

今年もあと数週間となりました。忘年会やクリスマス、年明けには新年会と、年末年始にかけてお酒を飲む機会が増える時期ですね。
楽しい反面、胃腸に負担がかかり、腸内環境が乱れやすくなるのが悩みどころ。
忙しく体調を崩しがちな年末年始こそ、おなかの調子を整えて元気に過ごしたいですね。
そこで今回は、お酒を楽しみながら腸をいたわる方法を4つご紹介します。
なぜお酒は不調を招くの?

お酒を飲んだ翌日に、「おなかがゆるい…」「おなかが張る…」「体がむくんで頭が痛い…」そんな経験ありませんか?
アルコールは腸の粘膜にダメージを与えるため、悪玉菌が増えやすく、腸内環境が乱れてしまいます。
また、アルコールを分解する過程でできる毒性の物質が、頭痛や倦怠感の原因になります。
飲みすぎないように注意しながら、腸のケアも意識することが大切です。
お酒と上手に付き合う腸活法4選
【1】お酒と同量以上の水(白湯)を飲む

アルコールには利尿作用があり、体から水分が出ていきやすくなります。
また、アルコールの解毒にはたくさん水分が必要なため、腸まで水分が届かず便秘の原因にもなってしまいます。
お酒を飲む時には、同量以上の水(白湯)を飲むと、水分不足を防ぐことができ、おなかの不調だけでなく、二日酔いの予防にもなりますよ。
【2】おつまみは腸にやさしいものを食べる

お酒を飲むと食欲が増して、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
おつまみが揚げ物や肉類中心だと、胃腸への負担が大きく消化不良になりやすいです。カロリーオーバーにもなるので注意が必要です。
海藻、きのこ、野菜など「食物繊維」が豊富なおつまみは、アルコールの吸収を緩やかにし、腸を整える効果がありますよ。
また、キムチ、チーズ、納豆などの「発酵食品」もおすすめです。発酵食品に含まれる善玉菌が、腸内環境を整いやすくしてくれます。
【3】お酒の量と種類に気をつける

お酒の強さは一人ひとり異なりますが、女性は特に分解できるアルコールの量が少なく、ホルモンの働きによってもアルコールの影響を受けやすいです。
度数の高いお酒や、飲みすぎに注意しましょう。
また、ビールなどの冷たいお酒は、おなかを冷やし腹痛の原因にもなってしまうので、お湯割りや常温のものを選ぶのがおすすめです。
週に数回は休肝日をつくることも大事です。
【4】翌日は胃腸を休める食事をする

飲食の席では、どうしても普段より食べすぎたり飲みすぎたりしてしまいます。
楽しんだ翌日は、胃腸に優しい食事を意識しましょう。
おかゆや豆腐料理、白身魚など、負担のかからない消化の良い食事がおすすめです。
また、カリウムを多く含む、ほうれん草、ブロッコリー、にんじんなどの野菜は、摂りすぎた塩分の排出を助けてくれますよ。
翌日も意識して、しっかり水分補給をすることが大事です。
まとめ

適量のお酒は、リラックス効果がありコミュニケーションも深めてくれます。
ですが、飲みすぎや食べすぎ、連日の飲酒は腸にとって悪影響。さまざまな不調や病気の原因にもなってしまいます。
お酒を飲む機会の多いこの時期、ぜひ腸のケアも意識しながら楽しい年末年始を過ごしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。

