おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ 「拝見・拝聴・拝読・拝受の使いかた」
ビジネスでよく使われることばのひとつ「拝見しました」。
今回は、この「拝」がつくことばの使いかたについて、一緒に確認しましょう。

「拝〇」の意味と使いかた
拝見・拝聴などの「拝」は、もともと「手を合わせて礼をする」=「相手に対して敬意を示す」ことばです。
自分をへりくだっていう「謙譲語」のため、自分が行動したことに対して使います。
拝見しました
「見る」の謙譲語
【文例】
- いただいた資料を拝見しました。
- 元気なお姿を拝見できて嬉しいです。
【お相手が見た場合】
- 資料をご覧いただき、ありがとうございました。/ご覧ください。
- 資料をご確認いただき、ありがとうございました。/ご確認ください。
拝聴しました
「聴く」の謙譲語
【文例】
- 先生の講演を拝聴でき、嬉しく思います。
- ラジオを拝聴いたしました。
【お相手が聴いた場合】
- お聴きいただきありがとうございます。
- お聴きいただけると嬉しいです。
拝読しました
「読む」の謙譲語
【文例】
- 著書を拝読いたしました。
- お手紙を拝読いたしました。
【お相手が読む場合】
- ご一読いただきありがとうございます。/ご一読ください。
- お目通しありがとうございます。/お目通しください。
- お読みいただきありがとうございます。/お読みください。
拝受いたしました
「受け取る」の謙譲語
【文例】
- メールを拝受いたしました。
- 資料を拝受いたしました。
【お相手が受け取る場合】
- ご査収ください。
*****

いかがでしょうか。自分の行動なのか、お相手の行動なのかで使いかたは変わってきます。
「ご拝読ください」や「拝見いただきありがとうございます」は、間違った使いかたですので、気を付けてくださいね!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

