ダイエットと健康を守る!気をつけたい「悪いアブラ」の種類と注意点

 

おはようございます。朝時間アンバサダーで、ダイエットインストラクターの岩瀬結暉です。

最近良く耳にする、ダイエットには「良い油」と「悪い油」があるというお話。前回の記事( 知っておきたい!ダイエットや健康に「良いアブラ」の種類と効果的な摂り方 )では良い油についてお話しました。

今回は、私たちのダイエットと健康に深く関わる「悪い油」の種類と注意点を分かりやすく解説します。

「体に悪いアブラ」=“飽和脂肪酸・トランス脂肪酸”

大前提として、悪い油といっても、「全く摂らない」のもNGです。質と量のバランスを意識して摂取したり控えたりするようにしましょう。

(ウインナー)

飽和脂肪酸(過剰摂取に注意)

飽和脂肪酸は、摂りすぎると動脈硬化や肥満の原因になるといわれています。

多く含む食品:バター、ラード、牛脂、加工肉(ソーセージ、ベーコン)

※グラスフェッドバターについて

オメガ3脂肪酸を多く含み、普通のバターより炎症を抑える良質な脂肪酸が多いと言われるのが「グラスフェッドバター」。脂肪燃焼サポート・抗がん作用が期待される脂肪酸、ビタミンK2・A・Eなどの脂溶性ビタミンが豊富で、骨や血管の健康に関与するとされています。

バターとバゲット

ただし、バターである以上、主成分は飽和脂肪酸(約60%)。摂りすぎるとやはり心血管系リスクが上がる可能性も。だからこそ、「質が良くても、量はほどほどに」が基本です!

トランス脂肪酸(最も避けたい脂)

(クッキーやビスケット)

トランス脂肪酸と摂りすぎると、悪玉コレステロール増加や、心疾患リスクがアップするといわれています。商品の裏面に「植物油脂/ショートニング」などと書かれていたら要注意です!

多く含む食品:マーガリン、ショートニング、市販のクッキーやスナック菓子

「コーン油」「ごま油」「ベニバナ油」はサラダ油と何が違うの?

次に、家庭によくある「サラダ油」。なんとなく健康を考えて「コーン油」や「ごま油」を選ぶ人も多いようですが、サラダ油よりも健康的な選択になっているのでしょうか?

サラダ油=ブレンド油の総称

まず、サラダ油というのは特定の油の種類ではなく、大豆油・キャノーラ油・コーン油・ごま油などをブレンドした精製油のことです。

 

つまり、「サラダ油」と呼ばれるものの中に、コーン油やごま油が使われていることもありますし、精製度が高く、加熱・脱臭・漂白など加工が多いという特徴があります。

(油や油を含む食品いろいろ)

コーン油・ごま油などの真実

コーン油やごま油などの主成分はオメガ6脂肪酸(リノール酸)です。体に悪いわけではないが、摂りすぎると体内に炎症を起こしやすい、酸化しやすいなどの注意点があります。要は、血管や血液が汚れたり、細胞が老化しやすくなるということ。

オメガ6は必須脂肪酸ですが、加工食品や外食にたっぷり含まれており、意識せずとも過剰摂取になりやすく、炎症・アレルギー・生活習慣病のリスクが増加しやすいとも言われています。

ごま油は風味付けに適していますが、出来れば加熱なしで、少量使うことをおすすめします。

油の違いを知りつつも、どんな油であれ、摂りすぎていると思う人は少し控えめすることから始めてみましょう。

知っておきたい!ダイエットや健康に「良いアブラ」の種類と効果的な摂り方

ダイエットや健康にとって、「油(アブラ)」は大敵!と長く言われてきましたが、最近は「ダイエットや体に良いアブラ」について見聞きすることが増えてきました。

では、「良いア…

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☆この連載は【隔週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!

 

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Written by

ダイエットインストラクター岩瀬結暉

たかの友梨ビューティクリニックに20年勤務。食育アドバイザー、生活習慣病予防アドバイザー、日本ダイエット健康協会 スーパーバイザー。
Instagram:@yukinyansa

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