おはようございます。早起き研究所「朝渋」代表の5時こーじ(井上皓史)です。
この連載では、幼少期より22時就寝5時起床生活をしている私が、2025年1月に書籍発売した『がんばらない早起き〜「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方〜』の内容をベースに、毎日をご機嫌に過ごすための早起き術をご紹介します。
1回目となる今回は、私が毎日ごきげんに過ごすために実践している「早寝早起き+朝1時間の自分時間=ごきげん」という方程式についてお話しします。
「ごきげん」な人生を送っていますか?
毎日出社ギリギリに起き、電車の遅延にイライラし、朝から膨大なタスクに忙殺。ランチはデスクでコンビニ飯を食べ、気づけば夕方。残業確定でなんとか20時に仕事を終わらせ、同僚とそのまま飲み会。帰宅が23時。ソファーでだらっとYouTubeを見始めたら24時を過ぎ、風呂に入ることすらままらない…。
これは、日本を代表する有名IT企業で働いている方の1日です。
私のところまで訪ねてきて、「毎日のベルトコンベアーに乗ったような生活をなんとかしたい」と相談にきた時の顔は「ごきげん」ではなく「ふきげん」なオーラが漂っていました。
では、この「ふきげん」や「ストレス」の根源にあるものはなんでしょうか。
それはなんといっても、「時間がない」です。
人は時間がない状況が続くと、どうしても精神的に追い込まれてしまいます。そんなとき、同僚や家族から「ちょっと相談があるんだけど」と言われると「今時間が無いんだけどな」と思って、つい「ふきげん」が態度に出てしまいます。
時間さえあれば、同僚や家族の相談に「コーヒーでも飲みながら話そうか」と提案することができるかもしれません。
つまり、「ごきげん」と「ふきげん」は、時間があるかないかで左右されるということです。ではどうやって時間を生み出し、「ごきげん」を作ればよいのでしょうか?
ごきげん=早寝早起き+朝1時間の「自分時間」
私が実践している、とてもシンプルな「ごきげん方程式」です。
ごきげんへの道、ポイント1つ目は、早寝早起きで睡眠を十分にとることです。私の場合は、22時就寝5時起床、7時間睡眠です。冬の寒い時期は21:30就寝5時起床の、7時間半睡眠を意識しています。
ポイント2つ目は、「他人時間」ではなく「自分時間」を作ることです。私自身は超朝型生活のため、朝2時間の「自分時間」を確保していますが、1時間でも十分ですし、人によっては30分でも自分時間の確保が「ごきげんになれる」という人もいるかもしれません。
「自分時間」と聞いてあまり聞いたことない言葉に感じた人もいるかもしれません。自分時間とは他人の意思の及ばない、自分でコントロールできる時間のことです。趣味の読書や運動に没頭するもよし、手帳と向き合うのもよし、大好きなコーヒーやパンをのんびり楽しむのもよし。お風呂にゆっくりつかったり、お気に入りの朝カフェでモーニングを味わったり、または、その日の計画をたてて頭をスッキリさせるのも良いかもしれません。
1日のはじまりに、他人に干渉されることなく、自分がやりたいことを自分のペースでできる時間がある。早起きによって生まれた朝の「自分時間」によって「ごきげん」な状態から1日をスタートさせることができたら、毎日充実すると思いませんか?
1日のスタートは18時から!?「早寝」習慣で早起きが続く!
朝1時間が「自分時間」が人生を変える
短期的なメリットとしては、その日のパフォーマンスが劇的に上がりますし、中長期的なメリットとしては、「朝1時間」が1ヶ月、1年と積み上がっていくにつれて、大きな差が生まれます。
たった毎日の1時間が、月で30時間、年間360時間とまとまった時間となり、毎日がごきげんに過ごせるのであれば、早起きしない理由がないですよね!
来週からも「がんばらない早起き」のヒントをお届けします、次回もどうぞお楽しみに。それでは今日もいってらっしゃい!
新発売!充実した1日につながる朝時間の使い方がわかる『がんばらない早起き』
がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方 井上皓史 (著)
本連載の著者、朝活コミュニティ「朝渋」代表 5時こーじ(井上皓史)さんの新刊が発売!
がんばらずに、無理なく始められて、毎日をもっと豊かに過ごすためのヒントが満載の「いちばんやさしい早起きの本」です♪(編集部より)