おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
年末年始に買った「白菜」が残っていませんか?冬場、鍋料理などで大活躍の白菜ですが、生のままで長く保存するとどうしても傷みますよね。
使い切れない白菜があるときは「発酵白菜」にしておくと、とっても便利!場所を取らず、長持ちします。
「発酵白菜」でおいしく保存!
「発酵」と聞くと、何だかものすごく特別な調理法と思うかもしれませんが、作り方はとても簡単。「白菜の塩漬け」の一種です。
私が子供の頃は、母が年末に大きな白菜を6玉くらい買ってきて、「白菜の漬物」を作っていました。
外葉を何枚かとったら根元を少し切って縦に4等分に切り、大きな樽に白菜を並べ塩と唐辛子を載せて、またその上に白菜を載せと何段にも重ねて、木の蓋をして、その上に大きな石を置いて…。この風景を見ると、年の瀬だなと子供心に感じていました。
3日目くらいになると浅漬けで食べられるようになり、ごはんのお供にぴったり。この漬物が、1週間を過ぎるころになると発酵が始まり、酸っぱくなってきます。これが発酵白菜です。
発酵白菜を絞って刻んで少しお醤油をかけると、これもまたおいしいご飯のお供になります。
今回は、少量の白菜をジッパー付き保存袋で漬ける作り方をご紹介します。
少量だからお手軽。「発酵白菜」の作り方
材料(作りやすい分量)
- 白菜 1/4個(約250g)
- 塩 小さじ1/2
- ジッパー付き保存袋 1枚
作り方
1) 白菜を洗って、水気をしっかり切る。横に繊維を切るように、1cm幅に切る。
2) ジッパー付き袋に(1)と塩を加え、袋の上を持って半量になるまでしっかりもむ。
3) 空気を抜いて、ジッパーを閉じて室温で2日間置く。
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絞ってそのまま食べると、おいしい漬物として楽しめます。
3日を過ぎると少し泡立ってきて、発酵が始まります。時々ジッパーを開けて軽くもんでください。
発酵が始まってから、室温が20度以上になる場合は、冷蔵庫で保存すると1週間はおいしく食べられます。この発酵餃子を餃子に使うのもおすすめ。とてもおいし発酵餃子が作れますよ。
うまみあり!発酵白菜で作る「発酵餃子」
材料(20個分)
- 発酵白菜 200g
- 豚ひき肉 200g
- 長ネギ 1本
- 餃子の皮 20枚
- コショウ 少々
- 焼き油 大さじ1
作り方
1) 発酵白菜を軽く絞って水気をとり、みじん切りにする。長ネギもみじん切りに。
2) (1)と豚肉を合わせ、コショウを加えてよくこねる。
3) 餃子の皮の真ん中に(2)を適量のせて、水を皮のふちに少しつけてひだをつけ閉じる。
4) フライパンに油を入れて中火で熱し、(2)を並べて湯を50ml加え、蓋をして、4分蒸し焼きにする。蓋を取って水気を飛ばし、焼き色がついたら器に盛り付ける。
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お好みでポン酢にラー油や一味唐辛子を加えつけて食べてくださいね。味わい深い美味しい発酵白菜の餃子が出来上がります。
にんにくをつかわないので、食べ盛りのお子さんの朝ごはんや、お弁当おかずにも◎
最後に、この発酵白菜は炒め物に入れてもおいしいですよ。色々活用してみてくださいね。
発酵白菜のその他の活用レシピはこちら↓
「発酵白菜のチジミ」
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12865061085.html
「白菜と豚肉の煮物」
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12874901710.html
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