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元気が出る!黒柳徹子さんの日記やエッセイ、朝読書にオススメ2冊

 

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、黒柳徹子さんの本

以前ご紹介した本のなかから黒柳徹子さんの日記と自伝エッセイをセレクトしました。今年のスタートにちょっと元気になれる本を読みたいな。そんな気分の方にオススメの2冊です。朝読書にぴったりなパワーあふれる本をどうぞ。

『チャックより愛をこめて』
チャックより愛をこめて
著者:黒柳徹子
出版社:文藝春秋

ニューヨーク・マンハッタンの小さなアパートから日本に届いたエアメイル。1970年代はじめ、女優の黒柳徹子さんがニューヨークへ留学した一年間の経験をつづったエッセイです。貴重な写真も多数収録しています。

徹子さんなら海外生活にもすぐ慣れるだろうという予想はつくけれど、38歳の徹子さんはやっぱり無敵、こちらの想像をはるかに超えて、マンハッタンでの一人暮らしを思いっきり楽しんでいました。

演劇の勉強に打ち込む合間に、近所のセントラル・パークの散歩を楽しんだり、アパートの住人たちのパーティに参加したり。おいしい料理のレシピの交換をして「サバの味噌煮」を教えることもあれば、病気になった友だちに心のこもったお弁当を作ってあげたりもする。お天気のいい日は、いそいそとお気に入りのアイスクリーム屋さんへ。今まで体験したことのない気ままなのんびり生活です。

新しい体験に驚いたり喜んだりする徹子さんはとてもチャーミング。そして、日本を遠く離れていても、誰といても、いつでもどこでも徹子さんは徹子さん。素顔の黒柳徹子さんの魅力あふれる一冊をどうぞ。

***

『トットチャンネル』
トットチャンネル
著者:黒柳徹子
出版社:新潮社

テレビ放送開始の頃から女優として花開いた徹子さん=トットの青春エッセイです。時代はテレビの草創期。トットはNHKの専属俳優の募集に応募した。第一次試験のセリフは「赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」で始まった。トットが読むと試験官全員がのけぞって大笑い。すっかりトットは絶望したけれど……。

めでたく大難関の試験に合格したものの、テレビのことなんて何にもわかってなかったから、毎日怒られたり笑われたり。日本語がヘンだと叱られた。個性は引っ込めてと言われ続けた。でも、そこは底抜けに明るくて大胆な徹子さん。やがて、女優としての道を踏み出し、その強烈な個性で光り輝くのです。

生放送での信じられないようなハプニングやエピソードは抱腹絶倒。徹子さんのお見合いの思い出も。なにより印象的なのは、徹子さんのやさしさと人への共感です。あふれるような愛情がせつないほどです。

いつも心に抱いていたのは小学校の校長先生の教えでした。「みんなで一緒にやるんだよ。何をするのも一緒だよ。助け合ってね」その通りにやってきたトットの気持ちはずっと変わらない。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。
『チャックより愛をこめて』
『トットチャンネル』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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