今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『トットチャンネル』。
黒柳徹子さんはNHK専属テレビ女優第1号だった! テレビ放送開始の頃から女優として花開いた徹子さん=トットの青春エッセイをどうぞ。
『トットチャンネル』
著者:黒柳徹子
出版社:新潮社
時代はテレビの草創期。トットはNHKの専属俳優の募集に応募した。いつかお母さんになったとき、NHKならきっと、子どもに上手に絵本や童話を読めるよう教えてくれるにちがいないから。
第一次試験のセリフは「赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」で始まった。トットが読むと試験官全員がのけぞって大笑い。すっかりトットは絶望したけれど……。
めでたく大難関の試験に合格したものの、テレビのことなんて何にもわかってなかったから、毎日怒られたり笑われたり。日本語がヘンだと叱られた。個性は引っ込めてと言われ続けた。でも、そこは底抜けに明るくて大胆な徹子さん。やがて、女優としての道を踏み出し、その強烈な個性で光り輝くのです。
生放送での信じられないようなハプニングやエピソードは抱腹絶倒。徹子さんのお見合いの思い出も。なにより印象的なのは、徹子さんのやさしさと人への共感です。あふれるような愛情がせつないほどです。
いつも心に抱いていたのは小学校の校長先生の教えでした。「みんなで一緒にやるんだよ。何をするのも一緒だよ。助け合ってね」その通りにやってきたトットの気持ちはずっと変わらない。
若い頃の黒柳徹子さんのキュートな写真も見られます!
Love, まっこリ〜ナ
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「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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