英語「Gonna Uber home」の意味とは?
交通機関に関してよく見かける英語のツイート(Xのポスト)を集めました!
Accident on the Metro line. Train delayed.
地下鉄で事故。電車が遅れている。
日本語には「人身事故」という表現があるが、似たような英語表現はなかなかありません。アメリカでは基本的に何の事故か詳しく説明しないため。もし人身事故を表現するとなると、A person fell onto the train tracks, causing the train to be delayed.(人が線路に落ちたために電車が遅れた)とか A person was struck by the train, causing a delay.(人が列車にぶつかって遅延を引き起こした)のような長い説明になります。
Gonna Uber home.
(帰りは、ウーバー!)
Uber(配車サービス)は名詞だが、カジュアルな会話では、動詞として使うことがあります。IT関係の単語でこういう名詞を動詞として使うパターンをよく見ます。Let’s Zoom!(ズームしよう!)、 Facebook me.(フェイスブックのメッセージを送って)、Wanna Skype? (スカイプする?)、LINE me(LINEしてね)のような感じです。
※2024年の時点で、日本では配車サービスの「Uber」はまだ使えるところが限られていますが、欧米ではメジャーな配車サービスです(デリバリーサービスの「Uber Eats」とはサービス内容が異なります)
Trains aren’t running due to a bomb threat.
(爆破予告のため電車は運休中です。)
残念ながら、アメリカではテロが起こります。たまに学校や駅に爆破予告が来るので、ロックダウンされたりします。似たような英語表現にdeath threat (殺害予告)があります。There was a bomb threat called into the school. (学校に爆弾の脅迫があった)、I got a death threat yesterday.(昨日、私は殺害予告を受けた)。
Like my new mountain bike?
(僕の新しいマウンテンバイクはどう?)
mountain bikeは「マウンテンバイク」のこと。日本では小学生がよくこの自転車に乗るけれど、中学生になるとママチャリが一般的。一方、アメリカではママチャリは珍しく、ほとんどの人はmountain bikeかracing bike(競技用自転車)に乗ります。
Just got my own wheels.
(マイカーをゲットした。)
和製英語の「マイ」は「自分の」とよく勘違いされているけれど、実は英語のmyは「私の」という意味。マイカーの他にもマイホームやマイペースも和製英語。「自分の(私自身の)~」と英語で言いたい時はmy own…を使います。
(アン・クレシーニ著 / コスモピア編集部 編 『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 より )
覚えておきたいワード&フレーズ
- accident:事故
- Uber:ウーバー(主に配車サービスを提供するアメリカ企業の名前)
- bomb threat:爆破予告
- mountain bike:マウンテンバイク
- wheel:車輪
- my own wheels:マイカー
「タクシーをつかまえる」を3単語の英語で言うと?
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書籍紹介
書籍『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 では、アメリカ・バージニア州で生まれ、日本で言葉の研究を長年続けているアン先生が、若者言葉やスラングも含めて、イキのいい表現をたくさん教えてくれます。映画やTVドラマを見ていて耳に入ってくる表現がグンと増えること間違いなし。社会的・文化的背景なども丁寧に説明しており、今のアメリカのあれこれを理解するのにも役立ちます。
「家」「交通機関」「カフェ」「レストラン」「ショッピング」「学校生活」「美容と健康」「レジャー」「パーティー」「旅行」の10シーンを設定し、各シーンごとの定番表現20、つぶやき表現36、会話表現10、5往復程度のダイアローグ1本、そして学んだことを復習するセルフチェックの5つのコーナーで構成しています。
定番表現は、日々の生活の中で繰り返し使う言い回し、つぶやき表現はひとりごと英語の練習やSNSでさっと使えるフレーズを含んだ文、会話表現はテーマに沿った一問一答形式。各表現には詳しい意味や使い方の注意点をまとめたミニ解説がついています。「マイカー」「コインランドリー」など、つい使ってしまいがちな和製英語の解説も。
英語を学ぶ方にはもちろん、アメリカについて理解を深めたい方にもおすすめの一冊です。
『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』(amazon.co.jpへ)>>
著者プロフィール
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は外来語と異文化コミュニケーション。米バージニア州出身。福岡県宗像市応援大使、日本在住歴25年
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