おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
「里芋」がおいしい季節になりました。里芋には小さい石川早生や、芽が赤くホクホクしたセレベス、芋が真っ白でねっとりした伊予美人、親芋と子芋が結合して大きな塊になる八ツ頭など多くの品種があります。
楽しみ方いろいろ♪旬の「里芋」
(左が石川早生 右が伊予美人)
里芋の特徴を活かして調理すると、色々な料理を楽しめます。
石川早生は皮がつるんとむける特徴を活かして、里芋の子芋を皮ごと茹でて、皮をむいて塩やゴマをつけて食べる「きぬかずき」がおすすめです。
皮を取って下をつまむと、やわらかく茹でた里芋がひょっこりと顔を出し食べやすいのです。子供の頃に我が家では「ひょっこりいも」と呼んで、大好きなおやつでした。
たくさん茹でておくと、朝ごはんにもおすすめです。
つまんでパクッ!簡単「きぬかずき(ひょっこりいも)」
材料(作りやすい分量)
- 石川早生 300g(お好みの量でOKです)
- 粗塩 少々
- 黒ゴマ 少々
- (A)水 500ml
- (A)塩 小さじ1
作り方
1) 里芋をボウルに入れ里芋をこすり合わせるようにしっかり泥を取って洗います。
※泥が残っていると土臭い仕上がりになってしまいます。
2) 鍋に(A)と里芋を入れて中火で加熱する。
ふつふつ沸いてきたら、10分程度茹でる。竹串を刺して、やわらかくなっていたらザルにあげる。
3) 下側の硬いところを切り落とし、塩と黒ゴマをのせる。つまんで里芋が飛び出したら口に運んで食べる。
※座りが悪い時は、上下を切ってください。
たくさん作っておけば冷蔵庫で5日保存できます。つまんでパクッと食べられるので、小腹がすいた時にもおすすめですよ。
***
続いて、「伊予美人」という愛媛県のブランド芋を使ったレシピです。
伊予美人は、食味が良く使いやすい大きさです。色白なのも特徴です。
ホワイトソースを使わず簡単!「里芋のグラタン」
材料
- 伊予美人 150g(今回は伊予美人を使いましたが、どの品種の里芋でもOKです)
- 牛乳 50ml
- 塩 ひとつまみ
- コショウ 少々
- シュレッドチーズ 10g
作り方
1) 里芋をよく洗って泥を落とし、大きい場合は縦に半分に切って鍋に入れる。水をたっぷり注いで中火で加熱し、沸騰したら弱めの中火にして10分茹でる。
2) 皮を取りマッシャーで潰し、塩とコショウ、シュレッドーチーズ、牛乳を加え混ぜる。
耐熱容器に入れて、グリルで焼き目がつくまで8分程度焼く。
ねっとり感がたまらない♪「里芋」のダイエット向き朝食レシピ5つ
このグラタンは焼きたてでいただくだけでなく、冷ましてから冷蔵庫で保存しておき、食べる前にレンジで温めてもおいしいですよ◎
冷蔵庫で5日程度保存できます。お子さんも食べやすいですよ。
その他にも絶対おいしい「里芋の煮っころがし」はこちら↓
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12823810825.html
里芋はイモ類の中ではカロリーが低めで、食物繊維が豊富です。ぬめりにはたんぱく質の消化吸収を高める効果もあり、胃腸や肝臓を守る働きやコレステロール値を抑えたり、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
ビタミンB6は皮膚を上部にしたり粘膜を守る働きがるといわれており、冬の体調を整える野菜としておすすめです。
次回は白菜のおいしい食べ方をご紹介します。
☆この公式ブログは<毎週火曜日>に掲載します。次回もどうぞお楽しみに!