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栄養満点!たっぷり食べたい秋の味覚「いもたき」の作り方

 

おはようございます。野菜料理家 やのくにこ です。

お米の収穫が終わると、豊作を祝って河原で食べる「いもたき」は、愛媛の秋の風物詩です。この風習は全国各地でも行われている秋の行事で、愛媛、山形、島根のいもたきは、3大いもたきとも言われています。

各地で具材が変わったり、家庭料理になって具材が変わったりと色々ですが、稲刈りの労をねぎらって栄養たっぷりの里芋や人参、ゴボウや、丸こんにゃくなどを加えて醤油味で煮ていきます。

遅く起きた朝は、秋の味覚の野菜を何でも煮込んで、いもたきを作ってみませんか。

作り置きできるので、朝ごはんにもおすすめです。

愛媛のいもたきは鶏肉が多いようですが、我が家は鶏肉と豚肉を両方入れます。必ず使う野菜は里芋で、それ以外はお好みの野菜を使っても美味しく仕上がります。今回は栗も入れてみました。

秋の風物詩「いもたき」の作り方

いもたき

材料(4人分)

  • 里芋 250g
  • 人参 100g
  • ゴボウ 100g
  • 長ネギ 1本
  • 玉ねぎ 100g
  • むき栗 100g
  • 厚揚げ 1枚
  • 丸こんにゃく 220g
  • 鶏もも肉 100g
  • 豚肉切り落とし 100g
  • だし汁 700ml
  • (A)だし醤油・本みりん・酒 各大さじ2
  • (A)液体塩こうじ 大さじ1

作り方

1) 里芋は皮をむき一口大に切る。

人参は乱切り、ゴボウは洗って包丁の背で皮をこそぎ取り、5mm程度の薄切りにして水にさらし灰汁を取る。

いもたきの野菜

長ネギは斜め切り、玉ねぎはくし形切り、厚揚げは1cm程度の厚さに切る。鶏もも肉は一口大に切る。

いもたきの材料

2) 鍋に具材をすべて入れ、だし汁と(A)を加え、沸騰したら火を弱めて10分煮る。

いもたき

(美味しく仕上げるコツ)

最近のゴボウはやわらかく灰汁も少ないので、灰汁抜きは長く水にさらすと旨味も流れてしまうので、30秒くらいで十分です。

玉ねぎを加えるのは私のオリジナルで、甘みと旨味が加わるのでおすすめです。栗はあれば入れると、これも楽しい秋の食卓になります。

いもたきは河原料理なので、一度に全部入れて味付けも先にして、灰汁も取らなくても美味しく仕上がりますよ。おおざっぱでも必ずおいしいのが、いもたきです。

我が家は薄味なので、調味料はお好みの味に調節してください。液体塩こうじがあるとコクがでますが、無くでも美味しくい仕上がります。

だし汁はだしパックがお勧め、表示通りに煮だすだけで手軽に本格的なだしが取れます。

だしぱっく

しめはうどんがおすすめ!具材が無くなったら、うどんを加えて旨味たっぷりの汁までしっかり飲み干してくださいね。具材が残ったら、カレーにしても美味しいですよ。

***

秋の味覚がたっぷり味わえる「いもたき」を作って、野菜不足も解消してみませんか。

次回はさつまいもの手作りおやつをご紹介します。

 

☆この公式ブログは<毎週土曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに!

 

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料理家 やのくにこさんによる、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんや休日ブランチ♪
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野菜料理家 やのくにこ

野菜不足解消の料理教室やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で農家さんを取材し「食べて農家応援」の活動をしています。6次産業化プランナー(愛媛県)、地域活性化伝道師(内閣府)。

お腹がすいて目覚める朝は、自分の身体が健康だなと確認するバロメーターです。毎日を心地よくたくましく過ごすために、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんやお休みの日のブランチをお伝えします。

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