おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。
せっかくモノを減らして収納を整えても、気づいたらいつも散らかっている…そんなお悩みをよく聞きます。その原因は、使ったモノを戻す仕組みができていないのかも!
今日は、片づけがラクになる、「モノの収納場所を決めるコツ」をご紹介します。
【1】動作動線上に収納場所をきめる
収納場所を決めるときに最優先してほしいのは、「動作動線上」に収納場所があるかどうかです。
せっかく収納を整えても、使う場所から遠いと戻すことが億劫になって出しっぱなしになりがちです。
例えば、ダイニングテーブルで各種作業をする家庭が多いと思いますが、その際にいろんなアイテムを使います。それが出しっぱなしでいつもテーブルの上が散らかってしまっている方も多いはず。
わが家はダイニングテーブルの背面にある冷蔵庫横に各種アイテムを収納してあります。一歩も動かずに戻せるので、片づける作業は苦ではありません◎
冷蔵庫が近くにないのであれば、テーブルの脚やテーブル天板の裏側などを利用する方法もあります。動線が短いほど、お片づけはラクなりますよ◎
【2】使用頻度で収納場所を決める
キッチン台の引き出し収納は、3つのゾーンに分けて収納しています。
- 手前:毎日何度も使う、使用頻度が高いモノ
- 中央:毎日は使わないけど、出番が多いモノ
- 奥:ほぼ使わないけど、年に数回出番があるモノ
というように、使用頻度別に収納してあります。
引出しを少し開けると、毎日使うモノが手前にあるので取り出しやすいのはもちろんですが、戻すときもラクです◎
ちなみに、4つ並びのどこに何を収納するかは決めてありません。4アイテムは4つのボックスの空いている場所に戻すので、何も考えずに戻せるのもコツです!
調味料の収納場所も、手前から使用頻度の高いモノ順に収納。使用頻度が高いモノほど手軽に片づけられる仕組みが大切です◎
【3】アクション数は可能な限り少なく
文房具やお薬、ガジェットなどお家で家族が共有して使うアイテムを収納してあるリビング収納です。
扉をあけて、引き出しを引き出せばモノが取り出せる仕組みです。ひと目でどこに何が収納してあるかわかるように、フタつきの収納ボックスなどは使わずに立てて収納。
目的のモノをサクッと片手で取り出せます。だから戻すときも、サクッとラクに戻せるので散らかり防止になります◎
リビング収納で一番よく使うモノはなんだかわかりますか?それは家族全員がつかう「爪切り」です。爪切りはお薬が収納してある引き出しの中には収納してありません。
引出しの手前に【100均の薬味収納用のホルダー】をひっかけて、収納。アクション数を一つ減らしてあるので、戻すときにラクだという共通認識で出しっぱなしゼロです◎
【4】ラベルで家族に共有しよう
全部の収納ボックスにラベルを貼るのは億劫なもの。家族が共有している収納を優先的にラベルづくりをはじめてみませんか?
ここでちょっと、ひと工夫!ラベルを貼る場所は、ボックスの前面だけでなく、背面にも貼るとさらに使いやすくなります。ラベルの位置を気にせずに戻せるので、さらに戻しやすく、家族全員がストレスを感じることなく同じ方法で収納できるようになりますよ。家族がストレスを感じずにお片づけができます◎
まとめ
お片づけがラクになる「モノの収納場所」を決めるコツはいかがでしたか?せっかく整えたのに散らかっている原因は「戻しにくい収納」かもしれません。思い当たる点があれば、今日から一つずつ改善してみませんか?
わたし自身、整理収納アドバイザーになった今もトライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんの忙しい朝の時短に少しでもつながれば幸いです。
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☆この連載は<隔週金曜日>更新です。次回もどうぞお楽しみに!