暑い季節がやってくると、身だしなみやエチケットにも一層の気配りが必要です。
足元の装い、においのケア、日傘の使い方など、特に見落としがちポイントを抑えて、マナー美人を目指しましょう!
この記事では、好印象マナー講師 林慶子さんの連載から、夏のマナー・エチケットを3つご紹介します♪
TPOに注意!押さえておきたい「夏の足元」マナー
暑い夏は、素足にサンダルでお出かけする機会も多いもの。でも、フォーマルな場や相手への配慮が必要なこともあるので、しっかりマナーを抑えておきましょう。
意識しておきたいポイントは3つ。
- サンダルやミュールはTPOに注意
- ストッキングは上手に活用する
- 靴下を持ち歩いておく
夏に活躍するカジュアルなサンダルやミュールですが、ビジネスシーンやフォーマルな場所は、夏でもつま先が見えないパンプスなどを選びましょう。
また、せっかくのキレイめなファッションで身を包んでも、素足が見えてしまうとカジュアルな印象に。TPOに合わせて、ストッキングを活用するのがおすすめ。
今日は素足にサンダルで大丈夫!と思っていても、訪問先で急に履き物を脱がなければならないことも考えられます。床を汚さないためにも、靴下をバッグに忍ばせておくと安心です。
出かけ先のお店の雰囲気が分からない時は、前もって下調べをしておけば慌てずに過ごせそうですね。
暑い季節は気をつけたい!「汗・におい」のマナー
夏に気になる汗やにおい。暑い時期に汗をかくことは止められないので、対策は必須です。
暑い日も爽やかな印象を保つためのポイント3つ。
- 肌着を身につける
- 汗は濡れた布ですぐに拭きとる
- 制汗剤を使い分ける
汗やにおいが気になる方におすすめなのが「機能性下着」。汗が蒸発しやすい環境を作ってくれるため、汗によるにおいが起こりにくくなります。
さまざまな種類がある制汗剤。汗をかく前など肌が清潔な状態で使用する「ロールオンタイプ」と、汗をかいた後に使用する「スプレータイプ・シートタイプ」があります。シーンによって使い分けるようにしましょう。
自分好みの香水でも、汗と混ざると匂いが強くなることも…。夏場は付け方に気をつけて爽やかな香りを選びたいですね!
(参考:暑い季節は気をつけたい!印象美人の「におい」マナーまとめ)
ポイントは周囲との距離感!「日傘」をさす時のマナー
日差しの強い夏は、日傘を使う方も多いですよね。使用する時の最大のポイントは、距離感を保つこと。
雨の日とは違い、傘をさす人とささない人がいる日傘は、傘のつゆ先が周囲の人の目元に近づきやすく危険なシーンも。気を付けるポイントを覚えておきましょう。
- 人が多い場所や狭い場所では気遣いを
- スポーツ観戦やイベント、パレードでは、後方確認を
- 「ながらさし」をする時は、さらに注意!
人が多い場所、狭い場所などでさすと、危ないだけではなく、周りの人にストレスを与えることも。混んだ場所や狭い空間では、たたむなどして使用を控えることも大切です。
野外でスポーツ観戦をするときや、イベントの際にも注意が必要。日傘で後ろにいる方の視界がふさがれてしまうと、大切なシーンを見逃してしまうかもしれません。炎天下では熱中症対策も必要ですが、周囲への配慮は忘れずに!
日焼け・熱中症対策に必要不可欠な日傘。使う人・使わない人それぞれいるアイテムである、ということを踏まえ、上手に活用しましょう。
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自分も周りの人も気持ちよく過ごせる、夏のマナー・エチケットをご紹介しました。
暑い季節も、周りへの配慮と自分の快適さを両立させることを意識したいですね。うっかり忘れを防いで、マナー美人を目指しましょう!