おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:雨傘以上に気をつけたい「日傘のマナー」
8月ももうすぐ終わりですが、まだまだ暑い日は続きそうですね!暑さや日焼け対策に、毎日のように「日傘」を使っている方が多いのではないでしょうか。
今回は、まだまだ出番の多い日傘のマナーについて確認しましょう!
日傘と雨傘の違い
上から落ちてくる雨と違って、日差しは太陽の向きによって変わります。それに合わせて顔を隠すように傘をさすのが、日傘の特徴。
また、そもそも柄が短く作られていて傘の位置が低くなるため、雨傘と違って、日傘は「露先」が顔の高さと同じくらいになります。
雨の日はほとんどの人が傘をさしているので、お互いに傘と顔の距離を保つことができますよね。一方、日傘はさす人とささない人がいるため、日傘をさしていない人には、傘の「露先」が目の前にきて「危ない」と感じることもあります。
この点を踏まえて「日傘のマナー」を確認、実践して、外見も心も美しい印象美人を目指しましょう!
人が多い場所や狭い場所では気遣いを
(混雑する場所では気をつけて)
最初にお伝えした通り、日傘は雨傘と違って、傘をさしていない人の顔との距離が近くなります。
人が多い場所、狭い場所などでさすと、危ないだけではなく、周りの人にストレスを与えることも。
混んだ場所や狭い空間など「人との距離が近いな」と感じる場所では、たたむ配慮ができるといいですね!
スポーツ観戦やイベント、パレードでは、後方確認を
野外でスポーツ観戦をするときや、イベント、パレードに参加するときは、後ろの方にも気をつけたいもの。
炎天下では熱中症対策も必要ですが、後ろにいる方が見えづらくなっていないかは確認しましょう。日傘をさすことでスペースをとりすぎていないかを気にかけられると、さらによいですね。
「ながらさし」をする時は、さらに注意!
スマホなど、何か他のものに意識が向いているときは、日傘が思わぬ方向を向いてしまうことがあります。
スマホをみながら、電話をかけながらなど、何かを「しながら」日傘をさすときは、しっかり固定するなど、普段以上に持ち方に気をつけるようにしましょう。
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いかがでしょうか。
日傘を使う時のマナー。最大のポイントは【距離感】です。
日焼け・熱中症対策に必要不可欠な日傘ですが、使う人・使わない人それぞれいるアイテムである、ということを踏まえ、日傘以外の対策も併用しながら上手に使えるといいですね!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!