目上の方に会う時や少しかしこまった場面で、「これってどうするのが正解なんだろう…」と焦った経験はありますか?
基本的なマナーが頭に入っていると、いざという時もスマートに立ち振る舞うことができますよね。
今回は好印象マナー講師、林 慶子さんの連載から、外出先で役立つマナーを3つご紹介します。
【1】玄関で「靴を脱ぐ時」のマナーは?
訪問先で玄関から家の中へ入ることになった時。靴を脱ぐ時は、正面を向いたまま、後ろを向いて靴が揃うように脱ぐ、どちらが正しいマナーでしょうか?
正解は玄関では後ろを向かず、正面を向いたままで靴を脱ぐ方です!
「お迎えしてくれた家主にお尻を向けない」と覚えておくと、迷わずに済みますね。
靴を脱いだ後に、膝をついて靴を揃えましょう。
(参考:印象美人になる!知っておきたい「靴の脱ぎ方・揃え方」のマナー)
【2】玄関にも上座・下座が!「脱いだ靴」はどこに置く?
玄関で脱いだ靴は「下座」に置きます。玄関の上座・下座は次の通り。
玄関の「上座」
- 玄関の中央
- 飾り棚として使われている下駄箱側
- 入り口から遠い方
玄関の「下座」
- 上に何も置かれていない下駄箱側
- 入り口に近い方
ここでチェックしたいのが下駄箱です。下駄箱が「飾り棚として使われているかどうか」で上座と下座が入れ替わります。
- 真ん中はNG
- 下駄箱の上に飾りがあれば反対側に
- 飾りがなければ下駄箱側に置く
以上のことを頭に入れておいて、サッと下座の方に靴を並べましょう。
【3】訪問先で「バッグ」はどこに置く?
カフェやレストランへ行った時、仕事の打ち合わせの席、あるいは友人の家へ遊びにいった時。訪問先で「バッグ」はどこに置くべきでしょうか?
正解は「床の上」です!
バッグの種類にもよりますが、底を見ると「底鋲(そこびょう)」という金具がついていることがあります。底鋲には地面に置いたバッグを、擦れや汚れから守ってくれるという役割があります。
バッグは基本的に「床や地面に置くこと」を前提に作られています。
テーブルは食事したり、作業のために手を置いたりする場所です。そのため「底は汚れているもの」と考えられているバッグをテーブルに置くのはマナー違反!ソファーにもなるべく置かないようにするのがベターです。
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マナーとは相手に不快な思いをさせない、心地よく過ごしてもらうための心遣いでもありますね。基本のマナーをおさえて印象美人を目指しましょう♪