通勤中の電車や職場でのエスカレーターの乗り方など、日々当たり前になっていると、気付かぬうちに周りの人の迷惑になっていたりするかも？おさらいにチェックしてみてくださいね。
今回はマナー講師の林慶子さんの連載から、仕事に行く前にチェックしておきたい3つのマナーを紹介します。
周りに迷惑をかけていない？「電車の乗車マナー」
日本民営鉄道協会の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」では、毎年、座席の座りかた／乗降時のマナー／荷物の持ちかた、置きかたが上位に入っています。
（参考：日本民営鉄道協会ホームページ「2022年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング」）
通勤電車は混んでいることも多く、席に座りたい一心で乗車を焦るかもしれませんが、「降りる人が先、乗る人が後」が基本です。列に並んで待ち、降りる人が終わってから乗り込みます。
乗車して座席に座ったら、足を組んだり、広げて座ったりせずに膝を揃えます。立っている時は自分の荷物は周囲の邪魔にならないように自分の足元に置いたり、リュックは前に抱えて持つのがベターです。
電車は多くの方と空間を共にする場所。みんなが気持ちよく過ごせるようにお互いが気遣い合いマナーを守ることが大切ですよね。
（参考：みんなで快適、安全に！気をつけたい「電車の乗車マナー」3つ）
鞄の置き方、中に入れておきたいアイテム
会社や外出先、カフェなどでのバッグの置き場所は、テーブルの上ではなく床の上が正解です（ソファーにもなるべく置かないようにするのがベター）。
バッグは基本的に「床や地面に置くこと」を前提に作られています。（種類にもよりますが、バッグの底に底鋲という金具がついていることがあります）。テーブルは食事や作業のために手を置く場所なので、「底が汚れているもの」と考えられているバッグをテーブルに置くのはマナー違反です。
そして、持ち歩くべきものに正解はありませんが、マナー講師が考える「これだけは持ち歩きたい」というアイテムとしては、現金とハンカチ。
電子マネーが普及しましたが、中には現金だけの場合や、システムエラーで電子マネーが使えない場合も考えられます。
他には絆創膏やシミ取り、ポケットティッシュアや水筒、メイク道具など、TPOに合わせてアイテムを選びたいもの。
お出かけ前に見直す習慣がつくとベターですね。
（参考： 印象アップ！日常で気をつけたい「バッグ」のマナー2つ／あなたは何を入れてる？印象美人の「バッグの中身」）
エスカレーターの上座下座
エスカレーターは基本的に、上りも下りも「目上の方が上」になるように乗るのがマナー。どちらの場合も、自分が下側に乗ると意識すると覚えやすいですね。
下りの時は自分が先に行くことになるので、お相手に「お先に失礼します」と一言添えるといいかもしれません。
下りの場合、乗る前に歩くスピードを少し速めなければ、下座に位置することはできません。何事も少し先を見越して行動することは、エレガントさ、心遣いにも繋がります。
（参考：心遣いが表れる！知っておきたい「エスカレーター」の上座下座）
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通勤前におさらいしておきたい、好印象マナーをご紹介しました。周囲を気遣うふるまいは、きっと自分の気持ちの余裕にも繋がりますよ。
