おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ 「エスカレーターの上座下座を意識しよう!」
目下の人が先に入って「開ける」ボタンを押す、降りるときは最後…など、「エレベーター」のマナーは、ビジネスマナーとして学ぶことも多いと思います。
では、「エスカレーター」のマナー、上座や下座は意識したことがありますか?
エスカレーターの上座・下座とその理由
もちろん、エスカレーターにも、上座・下座やマナーが存在します。
エスカレーターは基本的に、上りも下りも【目上の方が上】になるように乗るのがマナー。
いずれの場合も、自分が下側に乗ることを意識しましょう。
これは、目上の方を見下ろすことがないように、また、何かあった際は下で支えることができるように、という理由からです。
小さなお子さんと乗る場合も、安全のために、親が下に乗るほうが良いとされていますよね。それと同じ考えで、目上の方と乗るときは下側を意識しましょう。
ただし、下りの時は自分が先に行くことになるので、慣れるまでは躊躇してしまうかもしれませんね。もし、気になるようでしたら、お相手に「お先に失礼します」と一言添えるといいかもしれません。
逆に、あなたがお相手より目上の立場なら、下りの時はお相手が先に行けるように、少しゆっくり歩いてあげると良いかも。そうすると、お相手もスムーズに心遣いを発揮することができます。
3人の時はどうなるの?
では、エスカレーターに乗るのが3人の場合は、どうでしょうか。
この場合は、大切な方を上と下からお守りするイメージで、
- 【上 座】真ん中
- 【その次】一番上
- 【下 座】一番下
となります。
下座が一番下という点は、どんな時でも変わりません。
が、例えばお相手がミニスカートを履いているときなどは、上座に行く配慮が必要な時もあるかもしれませんね。
基本のルールを意識しつつ、状況やお相手に合わせてくださいね!
まとめ
エスカレーターや電車など、動くものに乗る時は、マナーばかり気にしてアタフタすると不慮の事故にもつながりかねません。
普段から意識して下座に乗るようにしておくと、いざという時にスムーズに心遣いを発揮できると思います。
また、特にエスカレーターの下りの場合、乗る前に歩くスピードを少し速めなければ、下座に位置することはできません。
エスカレーターに限りませんが、何事も少し先を見越して行動することは、エレガントさ、心遣いにも繋がりますよ。
それではまた次回。Have a ごきげん day!
★この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!