おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ「相手の名前を呼ぼう!」
早速ですが…あなたは、一日に何回、人の名前を呼んでいますか?
誰かに話しかける時、名前で呼びかけずに、「あの~」「ねぇねぇ」「すみません」と声をかけていませんか?
人が一番心地よく感じる言葉とは…?
人が一番「心地よい」と感じる言葉。それは【自分の名前】なのだそう。
人ごみの中で、自分の名前を呼ばれて嬉しくなった経験はありませんか?
名前は、生まれてから一番多く耳にしているかもしれない言葉ですよね!だからこそ、人は「名前を呼んでくれた人」に好意を持ちやすいと言われていています。
例えば、あなたが職場の同僚や上司に
「すみません、これ、チェックお願いします」
と言われた場合と
「◯◯さん、これ、チェックお願いします」
と言われた場合。どちらが嬉しいでしょうか?
または、友達に
「ねぇねぇ、これ、貸してくれない?」
と言われた時と
「◯◯さん、これ、貸してくれない?」
と言われた時とでは、印象はどうですか?後者のように名前で呼ばれたほうが、心地よく、嬉しい気持ちになりませんか?
もちろん、名前を呼ぶ目的は、相手に好意を持ってもらうためだけではありません。
友達や家族はもちろん、同僚や上司、そして、店員さんやお客さん…どんな相手にも敬意を払い、「あなたのことを大切に想っています」という気持ちを伝えるためにも、名前を呼べるといいですね。
一度も話したことがない相手でも、名札などを付けていれば、できるだけ名前をつけて話しかけるようにしましょう。
名前を呼ぶタイミングはいつ?
名前を呼ぶのが良いことといっても、呼びすぎるとくどくなります。名前を呼ぶタイミングを決めておきましょう。例えば
- あいさつをするとき
- お願いをするとき
- 質問をするとき
…などが良いのではないでしょうか。
仕事だけではなく、家族や友人など親しい間柄でも、そして、ほんの少ししか接することがない店員さんに対しても!ぜひ、名前を呼んでみてください。
お相手が気持ちよく、あなたのお願いを聞いたり、質問に答えられたりするように、感謝の気持ちを持ってコミュニケーションをするのも、大切なマナーの1つではないでしょうか。
それではまた次回。Have a ごきげん day!
★この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!