おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ 「洗面台をキレイに使う工夫をしよう!」
ここ数年、手洗いと除菌が定着してきて、公共の洗面台を使う回数が増えてきましたね。
多くの人が使う公共の洗面台を、ちゃんとキレイに使えていますか?
不特定多数の人が使う手洗い場のシンク周りは、水滴でビチョビチョになりがち。
「自分が使ったあとは、ペーパーでサッと拭くのがマナー」とは言われますが、ペーパーが常備されていないところもありますし、このご時世、例え自分がつけたものとはいえ、水滴を拭きとるのは衛生的に抵抗がある…と感じる方もいるのではないでしょうか。
それなら、使う前にひと工夫!はじめから水滴が飛び散らないような使い方ができればよいですよね。
では、どのようにすれば、シンク周りを汚さずに手を洗えるでしょうか?以下の方法で試してみてください。
【1】ハンカチを準備する
まず、手を拭くためのハンカチ(またはミニタオルなど)を準備します。
【2】水を「少し」出す
蛇口から水を勢いよく出すと、どうしても水滴が飛び散ってしまいます。
センサーで自動的に水が出てくる洗面台も増えていますが、自分で蛇口をひねる(レバーをひく)場合は、水の量を控えめにしましょう。
【3】「指先から」シンクの中の「低い位置で」静かに洗う
指先から洗い始め、シンクの低めの位置で手を洗いましょう。
手を激しくこすったり、高い位置で洗うと、水滴が飛び散りやすくなります。
【4】シンクの「低い位置で」手に着いた水滴を静かに落とす
水を止めたら、そのままシンクの低い位置で、静かに水滴を落とします。
石鹸を使う場合
【5】「水滴を落としてから」石鹸を使う
石鹸やハンドソープを使う場合は、【4】のプロセスで水滴を落としてから使います。
(石鹸で洗った後によくゆすぐので、【3】のプロセスは短めでも大丈夫です)
泡が飛び散らないよう、シンクの中の低い位置で洗いましょう。
この後は、石鹸を使わない場合と同じく、水を少し出しながら、指先から静かに洗い流します。そして、シンクの「低い位置で」手に着いた水滴を静かに落としましょう。
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いかがでしょうか?
「水滴だらけが当たり前」
「しかたがない」
「自分の家じゃないしまぁいいか…」
という考え方ではなく、みんなが気持ちよく使えるように、という気持ちで、きれいな手洗いの工夫ができるといいですね。
特に意識してほしいポイントが、手を洗う前に「ハンカチ(ミニタオル)を準備しておく」こと、そして、「低い位置で洗う」ことです。
この2点を意識するだけで、洗面所に水滴が飛び散りにくくなり、周りからの印象がアップしますよ。
スマートフォンやお財布と同じくらい、お出かけの前は「ハンカチ」や「ミニタオル」を忘れずに、バッグの中へ入れられるといいですね!
(もしも忘れてしまったら…その時はシンクの中、低い位置で「しっかりと」水滴を落としてくださいね)
Have a ごきげん day!
☆この連載は<毎週火曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!